キママブログ

学生時代にイギリス留学を経験し、現在社会人2年目です。最近は書きたい時に書きたいことを書いています。留学やイギリス関連はバックナンバーをご参照ください。

留学を振り返る ~半年経過~

楽しかったイースターブレイクも終わり、課題と向き合わねばならぬ時期になってきました。

 

今回はいよいよ大詰めの成績に関わる課題がどばっと出ており、だいぶビビッてます。キャリアフォーラムにも行く予定があるので、余裕がなくなるのは目に見えている

 

 

ところで、課題が大詰めということは留学生活も終わりに近づいてきたということ

 

イギリスに来てから半年、残り3か月を切った現在の心境についてお話します。

 

 

成長できたこともたくさんありました。もちろんまだまだだけど、英語はだいぶ話せるようになりました。他の日本人学生と比べてですが、まあまあ自信あります。

 

ただ、やっぱり上手くいかなかったこともたくさんあります。セミナーのディスカッションで十分な回答をしきれなかったこと、顔を合わせれば話すことはあれど友達といえるネイティブの知り合いはそこまで作れなかったこと、ステレオタイプに今でも邪魔されること。

 

それでも、私を基準にすれば伸ばせたところも少なからずあると信じています。というか、もうそういう風に言い聞かせることにしました(笑)

 

 

留学生のブログを読めば志がとても高くそれ相応の行動をとっている人、自分よりずっと周りに馴染めている(もしかしたら「ように見える」だけかも)人、単純にすごいなって思う人、色んな学生が世界中にいます。

でも、元々留学しようと志し一年という日本ではいささか長い生活を海外の大学で過ごしているわけだし、その中で「すごい」人なんてたくさんいるに決まっている。普通の私がとか言っておきながら、そこまでできる人なかなかいないよって思うことも少なくない。

でも、そんな「すごい」人も本人からしてみれば「普通」なんです。自分より上の人なんていくらでもいるし、上を見て自分がまだまだだと思うことは至極当たり前のことだから。

 

私は自分が思っているほど周りから「すごい」と言われることが少ないと、たまに感じてしまいます。一方で、思いもがけないところで異常に褒められたりもします。

前者の現象は、周りからもっと賞賛されている友人を見ていて自分と比較してしまっているから。私も賞賛に値する達成感ややりがいを感じたりしているけれど、実際友達にそれを褒めてもららえることってそんなにないです。少し残念に感じつつも、まあ自分で満足しているのならそれでいいと思います。

 

 

留学すれば何かが劇的に変わるかもしれないと考えるのは過信かもしれません。私が思うに、留学は一般に考えられているより地味です。英語わかんないし、日本にいる時ほど友達に囲まれているわけでもないし。田舎だし。でもそういう地味な感じもありだなって感じました。

しかし、自分のやりたいことに従い、日々身の周りで起こることについて考えを深めていれば、必ず何か変わるはずです。その時にわかることもあるし、後からわかることもあります。とにかく突き進むのみです。

 

 

留学には価値がある、と私は確信しています。

 

不安になることもくさんあります。上手くいかないことなんてざらじゃないです。

でも、留学初期に読んだ「失敗してこそ留学だ」というような内容のブログを読んでとても元気づけられました。

 

P.S ご本人からリンク記載の許可をいただいたので貼っておきます。本当に面白い記事がいっぱい。

watapon-f1.com

 

日本で生活していたら一生起こりえない経験が若いうちにできるってよくないですか。仕事に就く前であればなおさら。

そういうのにどんどんぶつかっていくことが留学の醍醐味であると思います。

 

 イギリスでの生活もあと少し。焦りすぎず詰め込みすぎず、ゆっくりしながらも最後までやり抜きたいと思う所存です。

 

イギリスを移動するなら長距離バスのコーチに限る

(※2020年1月 編集済み)

 

今回はイギリスの交通について。

 

とはいっても、ほぼ長距離バスのことしかお話しません。もうイギリスに来た頃からバスばっかり乗り回しているので笑

 

本当は電車についても触れようかと思ったんですけど、私は滅多に使わないのとバスと比べてしまうとけっこうお高いので必要最低限にだけお書きします。

 

 

・長距離バス

 

コーチ(coach)と呼ばれる長距離バスはイギリスの各地を繋いでおり、非常に便利です。

何より安い。電車より時間がかかるとはいえ、基本的に1時間ほどしか変わらないのに値段は£10以上違ったりするのでそりゃあ多少の時間は犠牲にします。

 

また、ひとつの街に複数の停留所があることが多いので、一つしかない電車の駅から乗り降りするより発着場所がずっと近いこともあります。

実際私の大学は街の中心地(City Centre)からバスで20分の孤立した場所にあるのですが、City Centreにしかない駅に比べコーチは大学発着のバス停があります。かなり遅い時間に到着する便でも深夜の街を歩く心配がありません。何よりすぐに帰れる嬉しさ。もちろん街の中や駅周辺にも停まりますよ。

 

唯一の懸念点ですが、市内のバスと同じく揺れが激しいこと。それから、エアコンも上手く機能していないことが多いです。

乗り物酔いが…という方は、電車で快適に旅をされることをおすすめします。私はこの前6時間乗ったところさすがに疲れました。汗

 

 

それはさておき、コーチは主に二種類の会社によって運営されています。

 

-National Express

私の愛用しているバス会社。イギリス中を東西南北に広く網羅しています。

ロンドンにはビクトリアコーチステーションと呼ばれる、大きなコーチステーションもあります。ビクトリア駅からは徒歩約5分。

滞在期間中は何度か使うことになるであろうという場合、ヤングパーソンコーチカードの購入を絶対におすすめします。ただ「ヤングパーソン」限定なので、詳細は後ほど。

Website Coach Travel & Airport Transfers | National Express Coaches

 

-Megabus

噂の£1の会社です。ただ、これは本当に早く予約した場合かつ席が十分に残っている場合の話であり、£1のうちにゲットできるかといったらまずないと思います。

かなり早く予約した時も£10以下とはいえ普通に値段はついていたし、何ならNational Expressの方が安かった。ここはかなり大事。乗り回しのコツでも強調して書きます。

ただ、コーチカードを持たない場合はMegabusの方が安いことが多いかもしれません。

WebsiteLow cost coach and train travel in the UK | megabus.co

 

 

・電車

 

trainlineと呼ばれるサイトから予約ができます。駅に直接行っての購入はかなり値段が高くつくそうなので、事前のオンライン予約をおすすめします。

 こちらも予約の早さによって値段は大きく変わります。当日の購入は事前に比べ3~4倍です

WebsiteTrainline | Buy Cheap Train Tickets | Live Train Times & Fares

 

コーチに比べてのメリットとして、オフピークチケット(往復のみ)というオープンチケットやグループ(今まであったのは4人での)割引というところでしょうか。コーチは割引が全然ありません。この前友達のところにはオファーメールが届いてたんだけど…愛用者を大事にしてほしい。

大体は時間を決めて選ぶよりオフピークチケットの方が安いです。フレキシブルさでいえば、かなり便利だと思います。

 

それから、日時の変更(別途料金)以外に予約自体の取り消しができるのは電車だけでありコーチはできません。

電車の予約取り消しは手数料£10を除いて返金してもらうことが可能です。

 

 

ひとつ注意点。National ExpressかTrainlineでチケットを予約した場合、次の予約でキャッシュバックを受け取ろう!みたいな勧誘が出てきますがこれは登録しないでください。小さく「月£15の支払いで」と書いてあるので。

 

私はまんまと勧誘にのせられ登録したものの、サイトからのキャッシュバックの申請方法がよくわからない。挙げ句、毎月£15を引き落とされる始末。

調べてみましたが日本語での説明があまり見つからなかったので、ここに記しておきます。

 

 

 

ざっと説明したところで、イギリスでこれらの交通をどう賢く乗り回すか?

私はどちらかというとヨーロッパを回るよりイギリス国内を旅行する方が好きで(ヨーロッパ周遊の知識に欠けているのと、イギリスの色んな街を回るのが楽しいので)、イギリス内の様々な場所へのルートをよく調べています。その過程でわかったいくつかのコツをご紹介します。

 

 

・3回以上のコーチ利用はヤングパーソンコーチカードがお得

 

National Expressのコーチカード、これめちゃめちゃいいです。留学生はよほど留学先にとどまることがなければ、まず購入することをお勧めします。

 

ヤングパーソンコーチカードは一年間有効で、16-26歳またはそれ以上の年齢であってもイギリスの大学または院に通う学生であれば誰でも買えるそう。カード自体が安く、£10で購入しました。(P.S. 公式サイトでは合計£15かかるって書いてあるから少し値上げしたかも?)

ちなみに電車はレイルカード(私は16-25 railcardというこちらも若者向けのカードを所持しています)というものが存在しこちらもかなりお得に利用できるのですが、£30なので元の値段設定が少しお高め。

 

コーチカードのディスカウント額としては、30%の割引みたいです。まあそんなの計算するより実際見てみようということでたまにコーチカード有りと無しで値段の違いを見てみているのですが、ざっと見て3,4回の利用で元を取れると思います。

ちなみにコーチカードはNational Expressのものであり、Megabusで使用することはできないのでご注意を。

 

ヤングパーソンコーチカードの他にも60歳以上のためのシニアコーチカード、ハンディキャップを持つ方向けのディスエイブルドコーチカードもあるので、当てはまる方は下記のリンクからチェックしてみてください。

 

入手方法ですが、コーチカードは日本にいる際から英国政府観光庁オンラインショップhttps://www.visitbritainshop.com/japan/で購入できます。発送されてから届くまでに二週間程度はかかるので、早めの購入を。ちなみに私は出発のちょうど二週間前に購入したところ、出発日に届き結局現地で購入しました…

(P.S. 確認で調べたところ、コーチカードの購入ページが見つかりませんでした…なくなっちゃったのかな)

 

現地購入は、ロンドンのビクトリアコーチステーション窓口にてカードを発行できます。

 

友人は現地オンラインで購入していました。手紙のタイプで届くそうなので、もし大学から到着の知らせがなければ手紙届いてませんかーって学内のポストオフィスに確認してみるといいかもしれません。注文から1週間以内に届くみたいです。

現地オンライン購入(National Express公式サイト) : Save on Travel with a Coachcard | National Express

 

そして2018年4月から変更したと思われる注意点。コーチカードを使用して座席を購入した場合、カードは乗車時にドライバーに提示しなければならなくなったようです。

今まではまったくもって確認されなかったので平気で友人の代わりに私名義のカードを使って購入していたのですが…こういう奴がたくさんいたのかもしれないですね。

 

この前そんな変更も知らずに予約画面だけ見せて乗車しようとしたところ、カードを提示できなければ元の値段を払う必要があるからカウンターに行けと言われてしまいました。

ただ、このとき発車時間が押していたため結局追加で払うことのないまま乗せてくれたのでラッキーでした。けっこう時間に厳密なイギリス。もちろん大幅に遅れることもありますが、ほとんどが定刻通りなので素晴らしいと思う。

 

 

・ 直通のバスがなければバス会社の併用作戦


基本的に大きな都市であればどこにでも直通バスは出ていますが、そうでない場合もあります。
その時は、National ExpressとMegabusのダブル乗り。

例えば私はオックスフォードまでのコーチを探していたのですが、私のいる街からは直通バスが出ておらず一度ロンドンまで行ってから乗り換えをしなければならないと出てきました。
わざわざロンドンまで行くのは遠回りだし、何せ普段はそこまで高くない値段がなんだか無駄に高い。
そこでふと思い出しました。ケンブリッジからオックスフォードまで、友達がMegabusを使っていたぞ…!と。

比較的National Expressが様々なルートを網羅しているのですが、意外なことにケンブリッジ~オックスフォード間はMegabusしか運行していません。

そこで私の街からケンブリッジまでNational Express、ケンブリッジからオックスフォードまでMegabusを使うことにしました。
結果、合わせて往復約£23で二つのコーチをゲットしました。仮にロンドンまで回っていたら往復£30を超えてしまいます。

 

 

・ロンドンは最終バス停の一つ手前で降りる

 

ロンドンではビクトリアコーチステーションでの発着が通常です。しかし、実はひとつ手前のバス停で降りる方がロンドンの中心地に早く着けるかも。

 

例えば私の街から行けるロンドンのバス停は

ビクトリアコーチステーション

ストラットフォード(Stratford。セントラルロンドンに位置します)

の二つなのですが、ストラットフォードとビクトリアコーチステーションはそこまで離れていないはずなのになぜかいつも1時間かかるんです…遠回りをしている可能性があるのと、ロンドンの中心地は渋滞が激しいためかと。

ストラットフォードなら中心地を通る前に降りられるので、私はすぐ近くのストラットフォード駅から地下鉄を使っています。

 

 

・必ず料金の比較を!

 

既に書いたように、1ポンドバスという宣伝文句が独り歩きしてMegabusの方が安いイメージがあるかもしれません。

しかし、実際はNational Expressの方が安いこともかなりありますので必ず両方のサイトを比較してから購入することをおすすめします。

 

念のため再掲。

National Express 

Coach Travel & Airport Transfers | National Express Coaches

Megabus

Low cost coach and train travel in the UK | megabus.com

 

 

コーチを上手く活用し、イギリスを思う存分周遊しちゃいましょう。

 

 

 

英語を学ぶのはなぜ

 

ドイツに旅行に来ています。

 

初めてヨーロッパに来たのが前回のドイツ旅行で

それはそれは今までに見た景色や文化、人とまったく異なる世界でした。

 

さて、イギリスから来た2度目のドイツ

なかなか違うものに見えます。

 

まず距離的な近さによってはるばる旅行に来た!という感じがしない。

飛行機で一時間半なんて、国内線に乗ってる気分

 

 

それから今回はドイツ語の話せる母親と一緒ではなく
友人と英語での旅行

 

前回は英語のままならなかった私は母親に頼りっきりで、
でも母親の性格もありたくさんの人が優しくしてくれ良い思い出になりました。

 

 

そんな前回では気付かなかったこと


英語を話せない、話そうとしないドイツ人が非常に多い

 

恐らくそこまで観光地という場所に来ていないのもあると思いますが、それにしてもここまでかとびっくりしてます。

 

また、若い女の人二人でカメラ片手に持っているといかにも格好の対象らしく、
現地の男性にからかわれたりもして不快な思いをしました。

 

母親に言ったところ「そんなの普通だよ~」と言われたけれど
前回とのギャップがあってけっこう悲しい…

 

せっかく英語を話せるようになってもこういう思いをするのかと少しがっかりしました。

 


とブルーになりつつ色々考えていたところ

"英語が話せることで何か得はあるんだろうか…"

と、ふと考え始めました。

 

結局ドイツに来ても英語が通じないことなんていくらでもあるってわかったし
そもそも旅行だったら最低限の英語だけ話せればいい

 

 

ライティングの問題でも見かけたことがあるかもしれません
「私たちはなぜ英語を学ぶ必要があるのか?」


この質問の答えを考えてみました

 


で、考えた結果

 

わからない

 


正直答えが思い付きませんでした。

 

もちろん仕事で日々使ったり海外に在住するのであればもちろん話せる必要があるけれど
そうじゃない限り、必死に英語を学ぶ意味はあるのか

 

 

私は他の国籍の人ともっと心から繋がるために
英語というコミュニケーション手段を伸ばしてきました。

 

でも英語が通じない人なんていくらでもいるし

それだったら簡単にでも現地語がわかる方がいい

 

なんなら英語や現地語が話せなくても伝わることってたくさんある

 

 

私より英語の上手くない母親でも英語で私より他の人と仲良くなれるのは
彼女の性格なんだと思います

 

結局、そうなると性格やどれだけ相手と話そうとしているかなんだろうな

 

 

日本人は留学生に対して無駄に称賛したり英語教育に熱心になりつつあるけど
英語が話せることはすべてではない、と思う

 

なんのために英語が必要なのかを考えることも
グローバル化への第一歩なんじゃないかな

 

 

国際理解とかいうけど
異なる人種、人間を理解するのってとても難しいこと。


留学してもう半年経つけど、今でも外国人に対して理解できないことなんて正直いくらでもある

 

 

でも、その中で思ったのは

 

理解できなくてもいい
ただ受け入れることが大事なんじゃないかって

 

受け入れる寛容さを身に付けるためには色んな人と関わり、
色んな人と関わるためには世界の最大共通語である英語という手段を使う

 

私なりに出した今のところの結論はこれ

 

 

日本を出ないとわからないことって本当にたくさんある

 

それらについて気づき、考えることは自分にとっても
言ってしまえば国のあり方にとっても重要なことだと思います。

 

 

P.S.

イギリスに戻ってから同じくドイツを観光してきたらしい人たちの話を聞いていたところ「彼らまったく笑わないし愛想悪すぎ」って不満を漏らしていたので、どうやら普通のことみたいですね(^^;

 

 

海外の友達を作ること

 

最近よく考えるのが、「友達」について。

 

「ネイティブの友達できたー??」

 

留学生に必ず聞く質問だと思います。

あとは「ネイティブの彼氏できた!?」ですね。そんな簡単にできるわけない笑

 

 

さて、友達にせよ彼氏彼女にせよ

日本にいる時に留学に対してイメージするのは"ネイティブ"やいわゆる"西欧人"。

自分たちアジア人とは見た目も考え方もまったく異なる人種を想像するのではないでしょうか。

 

でも、最近このイメージと現実のギャップに悩まされることが多くて。

 

とりわけネイティブやペラペラ英語を話す留学生とは、実際それなりの努力をしなければ「友達」と呼べる人はできないです。

 

フラットで仲の良い人ができればまだしも、クラスメイトは週に1,2時間しかない授業で会うだけ。授業で会えばけっこう喋ることはあっても、それ以上に行くのは難しい。

 

 

国籍の問題もあります。

仲の良いフラットメイトはイギリス生まれイギリス育ち、もちろんイギリス国籍ですが、家系は香港なので香港の血が入っています。見た目も普通にアジア人です。

 

この時、彼をイギリス人と見るか香港人(アジア人)と見るか。友人に説明する時、いつも彼をどう表現しようか悩みます。

 

また、彼を"ネイティブ"の友達と呼ぶことができるのか。

イギリスらしい訛りがキツめだし、国籍で見るなら正真正銘のイギリス人。ネイティブにあてはまると思います。

でも、日本人の想像するイギリスの"ネイティブ"にはあてはまらない。なぜなら彼の見た目はアジア人で、アジアの血が入っているから。

 

 

友達作りに関して、もうひとつ思うことがあって。

 

外国人の友達を作りたい、また英語を英語圏で伸ばしたいという目標を大きく掲げてきた私は日々少しでも多くの外国人と話す機会を設けようと心がけています。

 

でもある日、ふと気が付きました。

自分は英語を喋る必要のある人と話したいだけなのではないか…

 

英語というアドバンテージを抜いてもその人と本当に友達になりたいのか?という疑問を持つようになってしまい、それについて考えることが多くなりました。

 

その結果、そこまで関わらなくてもいい人が数人出てきました。なぜならその人たちの性格を見た時にもっと仲良くなりたいと思うタイプではなかったから。中には必要以上にご飯に誘ってくる男の人もいました。

 

逆に、それでも仲良くしたいという人も思い浮かびました。彼らは自分に本当に興味を持ってくれていて、私も少しでも近づきたい、これからもっと知っていきたいと思えたから。

 

これらの経験を踏まえて、外国人と話す時はなるべく相手自体に興味を持って話すようになりました。

いまだにどうしても見た目や国籍などの先入観に左右されてしまうことも多いですが、その人がどんな性格なのか、何が好きなのか、また私との接し方など、色々な面を見て少しずつ距離を縮めています。

 

今でも悩むことの多い人との関わり方ですが、私はここから大きな発見を得られたのかなあと思うし自分の接し方や心持ちも見つめ直すようになりました。

 

コミュニケーションって難しいです

和訳って無駄に堅くなっちゃってるんだなって最近よく思うけど、意志疎通は本当にその言葉通りだと思う。意志が繋がることで会話が成り立つんだろうなって

 

 

留学における「たくさんの人と関わる」から得たことでした。

語学学校と学部の違い(学部編)

 

課題の息抜きに留学生のブログを読むことが多いのですが、やはりこっちの大学や院を出た人の記事は面白い。

 

前は夫の仕事上でついてきたみたいな人のブログもいくつか読んでいたけど、学生とは環境が違うこと、無駄にお花畑な感じの方がちらほらいることなどから読み続けるのをやめました(^^;

 

今は来週のロンドン日帰り旅に向けて旅行記事を少し調べていたのですが

旅行者の記事もやっぱりうーん…ってなる。

 

 

これは自分にも大いに言えることなんだけど

母国と旅行先または留学先の違いを発見して、そこで感動するのはいいものの

それに比べて日本はって母国を悪く言うのは違うなと思うし、反対に真新しい土地や文化を無駄に高評価するのもまた違うんだろうなって。

 

そう考えると、たまに旅行というものに対して意味を見いだせなくなる

最近は写真だけ撮っておわりって人も少なくないしね…難しいところです。

 

 

 

本題に戻ると

語学学校と学部の違い後半編、今回は現地大学の学部留学についてお話します。

 

 

~学部~

 

まず念頭に置いておきたいのが、「現地の大学で現地の学生と同じように授業を受ける」ということ。

 

とても厳しそうに見えると思います。実際厳しいです。

しかし、たとえ一学期しかいないとしても、もがいていけば必ず得られるものはあるはず。苦しんだ分だけ成長できます。

 

 

・留学生の多様さ

語学学校とは比べ物になりません。

中国人の多さは相変わらずですが、前の記事に書いたような数の暴力は起こらないです。あー中国人だなってスルーできます(直接関わらないと、どうしても彼らを悪く見てしまう癖はなかなか直らない…でも向こうも関わってこないんですもん)。

 

キャンパスを歩いているだけでもその多様性は感じることができるのですが、クラスひとつを取ってもよくわかります。

 

例えば現在私の取っているモジュールのひとつは15人ほどのセミナーでルーマニア人、ナイジェリア人、ベトナム人、中国人、日本人がいます。モジュールの内容も影響しているとは思いますが、ざっと見て半分は留学生。

同じモジュールのレクチャーとなれば、さらに国籍は広がります。把握できている限りではアフリカ系とコロンビアは少なくともいる。

 

別のモジュールでもアメリカ人、イタリア人、ノルウェー人などと数えたらキリがありません。イギリス人の学生が帰省している頃はキャンパスでよくフランス語が聞こえてきました。

 

 

・レクチャー/ セミナー形式

 

先ほどレクチャーとセミナーという言葉が出てきてなんだろう…?と疑問に思った方も少なくないのではないでしょうか。

イギリスの大学では履修科目をモジュールと呼び、どのモジュールにもレクチャーとセミナーが存在します。

 

レクチャーはいわゆる講義、モジュールを履修している学生全員が授業を受けます。一方セミナーは15人前後に編成された少人数のクラスのようなもので、レクチャーで扱った内容にさらに深入りするためディスカッションやプレゼンを行います。

 

え、ディスカッション?プレゼン!?と気が引けてしまうかもしれませんが、正確にはディスカッションはディベートと異なり、ある質問に対して意見のある人が発言していくスタイルが主です。

教授によってはなるべく多くの学生からの発言を促すため、パートナーワークやグループワークで意見を共有してからみんなの前で発表という形を取ることもあります。

 

プレゼンがコース内容に含まれている場合、基本的に学期中のセミナーの中で一度発表する機会があります。

 

ここまで読んでやっぱり学部は…と尻込みしてしまいそうですが、一度入ればまあなんとかなるものです。やっぱり今でも緊張するものの、そのぐらいの緊張のなかでやった方が自分のためになると信じています。

 

 

・教授の英語

少し詳細な話。教授の英語です

 

学部の教授は語学学校の先生と違い、話すスピードに容赦がありません。時間もかなり限られた中で講義を行わなくてはならないため、とにかく速いです。

また、教授はイギリス人とは限りません。私の履修しているモジュールはイギリス人、アルゼンチン人、ギリシャ人と全員異なります。教授の母国語によってアクセントなどかなり変わってくるので、そのような面から聞き取りに苦労することも少なくないです。

 

 

・課題

まあこの前の記事で散々書き散らしたのでもう簡単にだけ。課題の重さです。

 

私は語学学校時代、まったくと言っていいほど宿題がありませんでした。そのため学部に移動してからの課題の頻繁さと重さに初めは衝撃を隠せず、成す術がなかったのを覚えています。

ただ友人はそこまで時間がかかっていないそうなので、単に私の要領が悪いという部分も大きいかと思われます…しくしく。

 

 

・規模の大きさ

これも語学学校と比べて明白な点です。日本の大学を想像していただければわかると思います。

 

語学学校にいた経験のある友人たちは、大学に来てからの方が孤独だとみんな言います。私もその一人です。広い敷地、ペラペラと英語を話す学生たち、なかなかできない友達…やっぱり孤独感に苛まれる瞬間はあります。

 

ただ、私にしてみれば日本の大学にいた頃も学内の友達が少なく、一人で行動することが多かったのでまあこんなもんだという感じでした。逆にこっちの方が日本人同士の結束が強かったりセミナーの知り合いに遭遇したり、人と会うことは多いのかも。

 

というか、ペラペラ外国語を話す学生たちに囲まれてると変に諦めがつくというか、周りをあんまり気にしなくて済むんです。

図書館なんて友人といったことはありません。いつも一人で課題と闘ってます。図書館には友達といる人、一人で勉強する人、いろいろいますが、みんな話す言語は英語だからいい感じに聞き流せるし人と違ってもいいっていう楽さがあるんですよね。いつかこの辺についての記事も書ければなと思っているところ。

 

寂しくなった時はまだ語学学校に残っている友人たちのもとへ逃げ込むこともあります(移動したての頃はけっこうそうでした)。日本人でも全然いいと思うので、心の逃げどころを作っておくといいかもしれません。辛いと感じたら逃げちゃいましょう。結果的に立ち向かえればそれでいいんです。

 

 

・寮

これもだいぶ違います。語学学校の寮では存在しなかったフラットというものに直面しました。

 

私のフラットは13人中11人がイギリス人、自分含め2人が留学生です。ただもう一人の留学生はいまだに一度しか姿を確認したことがありません。

 

正直、クラスよりもイギリス人の割合が多くなかなか勇気が出ないことが多かったです。初めは共用のキッチンにどれだけの覚悟を決めながら行っていたことか…ドアの前まで行って誰かいるか様子を窺うこともありました(今でもよくしちゃっています)。

 

フラットメイトと馴染めればとてもいいと思いますが、やっぱりハードルが高いです。それでもなんとか少しずつ慣れ、今では会う度に話す人が二人ぐらいはできました。この二人の存在は私にとってかなり大きいです。

毎回ではなくてもたまに話す人もかなり増えました。やっぱり大学生だしいろんなタイプの人がいますが、優しくしてくれる人はきっといるはずです。

 

 

語学学校時代は何に関してもわりと上手くいっており、英語も特に問題なく自分はもうなんでもできるのではないかと思ったこともあります。が、学部に来てからはそれが錯覚であったとわかり困難に直面することや英語がなかなか通じない・わからないことも圧倒的に増えました。

 

でも、それって喜ばしいことだと思います。英語話せない、友達できない、課題辛い…バンザイです。

学部に来てから2か月経ちましたが、お陰で語学学校時代とはまた違う成長の仕方ができました。たぶん残りの期間でもう少し適応できるようになって、帰る頃には離れるのが寂しくなるんだろうなあと思います。留学や海外研修って、やっとできたと思ったら帰国なんですよね。

 

 

このように、語学学校と学部での経験がだいぶ異なること、それぞれで発見があること、辛いながらもその分だけ成長できることなどから、一学期とはいえ学部に留学することはとても意味のあることだなと実感しています。

 

ただひとつ言えるのは、やはりそれなりの英語力を身につけておくことです。もしスコアが足りなかったり話すことに自信がなければ、私のように段階を踏んだやり方もいいと思います。

イギリスではとりわけ日本人の留学生向けに学部聴講(イヤーアブロード)プログラムといって、一年の間に語学学校で十分な英語力をつけてから実際大学の学部での授業を体験できるコースが用意されている大学があります。"Year Abroad UK" で調べてみるとちょこちょこ大学のサイトが出てきますので、ぜひ。

あくまでも「聴講」なので単位は関係ありません。ただ、単位を取りに来た交換や単位認定留学生だけでなく、最終的にその大学を卒業する学生と同じレベルで授業を受けることには変わりありません。課題もこなすしセミナーにも参加します。

 

学部での挑戦はいい「経験」になるだけでなく、後にも繋がる力になると思います。

この記事を読んで、一人でも多くの方が学部に挑戦してみようかなと思っていただけていれば何よりです^^

 

語学学校と学部の違い(語学学校編)

 

どうも、エッセイとプレゼンのダブルコンボにやられたお陰でだいぶ時間ができた暇人です。

 

 

本当は今週プレゼンの予定だったのに、まさかの一週間前倒しになり…

 

その理由が、授業で観る予定だった映画の上映が遅くなったから。

いやいやいやエッセイの課題あるじゃん?急に一週間前に言われたって対処できなくない??

 

ということで、人生初の二徹を経験しました。もう二度とやりたくない…

 

 

 

さて、今回は語学学校と学部の違いを紹介しようかと。

 

英語「に」特化した語学留学と英語「で」学ぶ学部留学、これから留学をしようと考えられている方は悩みどころのひとつだと思います。

一年間で両方を体験している者として、ぜひ参考にしていただければ幸いです。ただ語学学校に関しては国や地域、留学する時期によってかなり状況が変わると思うのでそこだけはご了承いただきたい。

P.S. 長くなってしまったので、この記事は語学学校についてのみ。

 

 

~語学学校~

 

・国籍に偏りがある

本当に取るコースによると思うけど8割アジア人です。そしてその内の7割は中国人。

こう言い方をするのはあれだけど、今回は中国人に対していくらか物申したい。

 

まず割合が多すぎ…数の暴力ですあれは。

 

<エピソードその1>

初日の夜、ドキドキしながら共用キッチンの前までいくとそこで聞こえてきたのはまさかの英語ではなく中国語。

いやそれはどう頑張っても無理やんと断念し、その日は念のためにと買っておいたパスタを冷たいまま食べました。あの時はかなり絶望的な気持ちだったな…

 

<エピソードその2>

二日目に説明会があったのですが、そこでどの部屋かわからず周りをキョロキョロ。

同じようにしている人がいたので話しかけてみようか迷っていたところ、向こうから来てくれたのですがなんと一発目から中国語で話しかけられ…

いやいやせめて相手が何人かを確認しろよとイラっとしたので、中国語はわかんないよって強めに言い返しときました。そこで英語で話してくれればいいのに、相手が中国語を話せないってわかったら避けるのもやめてほしい。

 

<エピソードその3>

これは私の友達が困っていたこと。クラスが中国人ばっかりで、近くの人たちで話す時間が与えられても他が中国語で話してしまうそう。そんなの疎外感感じるに決まってるじゃんね。しかも英語のクラスなのに…

 

このように、まずマジョリティによるいろんなイラっとすることが語学学校ではよく起きます。その他にもいろいろ言いたいことはあるんだけど、いい人もたくさんいるからやめておく。ただ最後に、ここは中国じゃなくてイギリスだよ?って言いたい

 

 

・同じ国籍の人とつるんでしまう

これは慣れない場所にいる限り仕方のないことなんだけど

やっぱり語学学校は規模が小さい分いつでも会いやすいから、距離も近くなりすぎちゃうことが多いです。

 

私のところはクラスで一人になることはあっても、語学学校内では知らない日本人がいなかった。日本人は文法に強いため、一番上のクラスになったら絶対他にいると思います。

初めからかなりの意識を持っておかないと、まったく日本人と関わらないということはまずできないです。

 

 

・仲良くなりやすい、友達ができやすい

今のところマイナスなことしか書いてないからいいことも書こう。もちろん自分の頑張りにもよるけど、友達は絶対できます。

 

やっぱり同じアジア人って安心する。英語を話すにしても文化や地理的な距離の近さにおいても、圧倒的な安心感。

リラックスしてると英語ももっと喋れるので、アジア人とたわむれるのは…とか思わなくて大丈夫。逆に同じアジアでも全然違うことってたくさんあるので、そういう違いを見つけるのも楽しいし新鮮ですよ。

 

アジア人に限らず他の国の留学生とも仲良くなれます。ここではみんな英語を学ぶ仲間なので。

私はサウジアラビア人のよく喋る男の子と仲が良く、気が合うし話す練習にもなるなぁと思ったのでよく隣に座っていました

 

 

・小規模で密度の濃いクラス

毎日長い時間を過ごすクラスはとてもアットホームで楽しいです。

 

私はクラスメイトに恵まれ、お陰で本当に楽しい毎日を過ごせました。どちらかというと英語を学びに行くより、笑うために行っていたと言っても過言ではない(笑)語学学校時代、何度幸せだと思ったことか…数え切れません。

クラスがバラバラになっても、新年にハッピーニューイヤーってみんなで言ってクラスチャットがわざわざ稼働するぐらいには仲がよかったです。

 

 

・英語のレベル、宿題

これも時期やコースによると思うけど、正直英語のレベルはそんなに高くないです。日本の大学で英語の学科に行っている人であれば、たぶんそっちの方がレベルが高い。

 

私のコースに関していえば、宿題がびっくりするほど出なくて。ハードな毎日を過ごすことになるだろうとばかり考えていたので、あれってなりました。

なので語学学校で伸ばせるのはスピーキングとリスニングに絞られてしまうかも。スピーキングはクラスでどれだけ発言できるかが大きいです。ライティングとリーディングはコースや授業内容によると思います。

 

もしライティングを伸ばしたいということであれば、先生に個人的に添削を頼むといいです。ネイティブに添削してもらえるのは留学のいいところ。

私は何回か添削を受けに行き、結果的にその人が信頼できる先生の一人となりました。

 

ちなみにその先生に言われたのですが、友達同士で添削をすると新しい発見があるんじゃない?とのこと。なので先生に見せる前に、面倒ごとをいとわない中国人のクラスメイトによく見てもらっていました。

向こうは私のボキャブラリーの多さや表現の幅広さを評価してくれていたのでこっちも勉強になったよと…優しい。

 

 

・先生との距離

これはかなり大きいです。大学で語学学校のような先生との距離の近さを持てることはまずない。あと、語学学校の先生は留学生を受け入れているだけに色んなことを理解しているし優しい。

 

先述した先生には実はクラスのチューターについて相談したことがあって(生徒たちがチューターが嫌いすぎて授業の雰囲気がすごく悪かったのと、私も苦手すぎてクラス参加へのモチベーションを失くしていた)、その際本当にいいアドバイスを貰えました。

その先生のお陰でそれまでの考え方もガラッと変わって、ひとつ成長できた。どんな国にも偉大な先生っているものですね。

 

 

・英語力の自信を得られる

私としてはこれが友達と同じぐらい大きかった。

 

発言した分だけ自分の力になると信じ、クラスではなるべくたくさん自分から話すようにしていました。

なかなか意見を言う勇気は出ないことが多かったのですが、様子を見ていて自分が周りよりボキャブラリーに長けていると気づいてからは同義語もしくは意味を聞かれたときは絶対に自分が最初に答えてやるぞという意気込みでいました。

周りに見せられるスキルは見せつけていった方がいいです。やっぱり褒められると自信に繋がるし。

 

 英語がどれだけよくなったか定かではないのですが、

最終試験においてクラスで一番の成績を修められたこと(みんなより一足先に大学に移動するんだからそれなりにできて当たり前ではあるけれども)、

語学学校終了後に母が遊びに来た際、人とコミュニケーションがスムーズに取れている姿を見てびっくりさせられたこと

が、知らないうちの向上を示していたのかなと思います。

 

 

相変わらず長くなってしまいましたが、結論として多少のデメリットはあれど語学学校は行ってよかったことがたくさんあったなと信じています。たぶん初めから学部に行っていたら、もっと対処できないことがたくさんあってひどいホームシックになること間違いなしだった。

ただ語学学校だけだとその国に留学した感じはやっぱり薄くなっちゃうので、半年以上行くなら語学留学はおすすめしません。

 

次回はレベルが格段に上がる学部について書きます~

学部に移動して。エッセイの書き方紹介

ついに二学期目がスタート

 

 

今期から大学に移動していよいよ学部での勉強が始まりました。

学部に移動して感じたこと…

(エッセイの書き方を知りに読みに来たんだよという方、もう少し下にスクロールを。話が長い人間なので)

 

10月 大学来る前(アプリケーション時)

「え、3科目しか取れないの?」

 

12月 科目が決まり、タイムスケジュールが出る

「暇すぎる…日本にいる時より時間あるじゃんナニコレ」

 

1月   大学での授業スタート。事前のリーディングが必要と言われるものの、まあ目を通しておくだけで支障はない

「これは何か他のことしないと英語喋る機会さえなくなるぞ…」といいつつ遊ぶ

 

2月 最初のエッセイの課題に取り組む

「!??待って書けない!????」そして読めない。

 

そして行き着いた先

 

 

「学部きびしい…」

↑今ココ

 

 

イギリスの大学は授業数こそ少ないものの、学期中の課題がとてつもなく重いです。

主にエッセイかプレゼンだけど、日本の大学でやるようなものとはまるで訳が違う

 

まず、ひとつのエッセイを書くにあたって文献を何本か読まなきゃいけない。

これがしんどい…

 

日本人は他のスキルと比べるとリーディングにはわりかし強いと思うけど、もう今まで読んできたものとは違いがすぎる。

というかね、長いんです。ほんと。

 

大体どの文献も15~20ページはあるし、なにせ使われている用語がアカデミック&フォーマルすぎて知らない単語ばっかり。理解できないけど、それなりに読み飛ばしていかないと一向に進まない。

 でも完璧主義傾向にある私にとってはかなりきつい作業…まとめの一文に線を引いたところでThusとかThereforeとか書かれてるとついその前の一連の主張を読みたくなってしまうのです。Therefore, リーディングが全然終わらない。

 

 

今も1500wordsのエッセイに追われてて、なんとか読み終わったのはいいもののどこを抜いて書いていくか悩みながらたらたら書いている始末です。ふう。

 

 

こんな私が提案するエッセイの書き方。を今日は紹介してみます

私自身、前回初めてのエッセイに取り組んだとき必死に検索かけて日本人のブログからhow toを学んだので。

 

大まかに

 

1、文献探し(research)はイントロを流し読みして決めていく

2、プリントアウトして読む

3、分析(analysis)

4エッセイの流れや書くことのメモを作る

 

以下にそれぞれの項目の詳細を記しましたので、お時間のある方、切羽詰まっている学生さんはぜひ↓

 

 

1、文献探し(research)はイントロを流し読みして決めていく

 

文献、いわゆるreading materialというやつ。最終的にエッセイの終わりに書くreferenceとなります。とっても大事。

 

文献は与えられる、もしくはリサーチで自分で探すのですが、自分の選んだトピックにいかに関連しているかを見極める必要があります。与えられたマテリアルでも、テーマ的にあんまり使えないものってあるし。

 

とりわけリサーチでは膨大な量のマテリアルから厳選しないといけません。その時に便利なのが、イントロの流し読み。

 

大体どのマテリアルにもはじめにabstract(概要)が載っており、簡単に全体的な話の展開をチェックすることができます。

こういう時は便利な電子システム。私はabstractをWordにコピペしてキーワードとキーセンテンスに色をつけてリストアップしています。

 

 

2、文献はプリントアウト

 

ほとんどの文献はオンラインマテリアルですが、こんなの画面上で読んでてもまったくもって頭に入ってこない。全部紙にします。

 

プリントで読む利点として、

・いつでも線を引ける

・いろんなマークをつけられる

・わからない単語は調べて書いておける(そしてあとからVocabulary bookに書き込む。必ずその単語を復習できる仕組み)

・こんなに読んでるんだ自分…という優越感、そして留学感!

 

プリントアウトは紙が…という方は、図書館にあれば本を借りるのもあり。

 

ちなみに私がプリントアウトする理由は主に最後の項目です、正直(笑)

だってこれだけやった自分偉いなって達成感がほしいじゃないですか!

ただ最近はもう優越感も留学感も消え去った中でやっているのでただただ辛い…。

 

 

3、分析(analysis)

 

これぞイギリス大学のエッセイの基本。analysis。

文献同士を比べて批評ってなんですかって感じで、最初は本当にノーアイディアでした。今でも一番苦労するところ。

 

簡単にいうと、文献同士で関連する記述をピックアップして似ている点と異なる点を指摘する作業です。

 

例えばホッブズの「機会の平等」に対する考えを異なる視点から述べている文献を発見したとします。そうすると、

「学者Aは〇〇と捉えているが、学者Bは△△と考えている」

というように二つ(もしくはそれ以上)のアプローチをかけるんです。

 

これで文献をきちんと読む必要があることは明白になったと思います。

 

 

4、エッセイの流れや書くことのメモを作る

 

これけっこう大事!

とにかく何を書くかを練っておかないと一向に進まないし、逆にはじめから明確なメモがあれば書いていくうえで大きな指針になります。

 

あとは、何かしら書いていれば追加のアイディアが思いつくものです。実際エッセイに書くかどうかは別として、トピックに関連していることであれば何でも書きおろしておくといいと思います。私はノートの左にある細いスペースにちょこちょこ書いてる。

 

 

もっと書きたいことは色々あるけど、それなりに細かく記したつもりです。

 

私は文献を読んでから関連性や比較を見つけていく作業に一番時間をかけていて、少なくとも3日ぐらいはやっています。第一段階の文献探しも意外と時間取られる。

 

エッセイはいかに丁寧に分析できたか、どれだけトピックと関連しているかが大事だと私は考えています。

 

文献に揉まれながらの生活は辛い時も多いけど、分析力などきっと力になる。はず。

これで日本に帰ってからもレポートの成績が上がったらバンザイだよね。

 

 

こういうもっと役に立つ記事をもっと書いていけたらなという所存です^^