キママブログ

学生時代にイギリス留学を経験し、現在社会人2年目です。最近は書きたい時に書きたいことを書いています。留学やイギリス関連はバックナンバーをご参照ください。

学生の自分と今の自分

そして、バトンは渡された

 

緊急事態宣言が再発令されて、家で過ごす時間が再び増えた最近

スマホやパソコン、テレビ等液晶を見る時間がどうしても多くなっている

 

でも目を使い続けるのは疲れるしもっと穏やかにゆったりと流れる時間を楽しみたいな、と

久しぶりに小説を読んでいる。本じゃなくて小説。

 

そう、本自体は読んでいたのだけれど

社会人になってから背伸びをしようとしていたのか、ここ一年は思考法とか海外の大統領についての本とか

勉学ちっくな書籍を読むことが多かった

 

確かに面白いんだけど、読んでいるうちに頭の中に入ってこなくなって

気付いたら字面を追うだけになっていて

一文一文、一文字一文字をきちんと理解しようとしてしまう私のじっくりすぎる性格に少々合わなかったみたい

一冊読み終わるのに一ヶ月以上かかることもあった

 

というわけで原点回帰

小中学生の頃に読み漁っていた小説に戻ってみると、やはり世界観にのめりこんでいって

数日で読み終わるように。

 

しかし今回購入した冒頭の小説、読んで1ページ目で気付いた

あ。これ読んだことあるじゃん…

恥ずかしながら完全に忘れたまま再び買ってしまったようだ

 

 

私が好きな小説は学生が主人公のものが多い

好きなドラマや映画も学生や20代の若者が中心となったものを見ている気がする

 

社会人になった今、高校生の青春や大学生の自由さが懐かしく、まぶしくてつい温かい気持ちになってしまう

 

しかし、私の学生生活を振り返ってみると温かくてまぶしいものばかりではなかったよなーとも思う

 

今思えばあんまり悩まずにもう少しどっしり構えて楽しんでおけよ!と喝を入れたい気持ちもあるけど

その時は必死だったんだよね、自分。

 

 

クラスのある小中高と、クラスのない大学

 

私は前者が圧倒的に好きで

大学のいわゆる自由さになかなか苦しむことも多かった

 

私の高校は女子校で、変わった人がたくさんいて

自分の考えみたいなものをしっかり持っている人が多くて、関わっていて面白かった

 

クラスがあれば友達は近くの席の人から少しずつ作っていくことができる

クラスがあればお昼は教室で食べることができる

クラスがあれば担任に見てもらうことになる

クラスがあれば自分の席がある

 

学校にはクラスがあることで色んな問題も起こるって叫ばれたりするけど

周りに恵まれていたのもあって私は得られるものが多かったのかな、と思う

 

 

そんな輪から解き放たれた大学。

 

以前留学中の記事で日本の大学に友達が少なかったってちらっと書いたことがあったけど

大学での一番の課題は友達、居場所作りだった

 

学部で仲良くしたいと思える人がほとんどいなくて

サークルは初めすごく楽しかったんだけど、仲の良かった人たちが辞めていったり別の仲が良いと思っていた人のキャラが変わっていったり

絶対的だと信じていたはずの高校の友達もあの頃とは違って

 

周りの変化についていけなかったんだと思う

みんなが変わっていく中で、一人取り残されるような孤独感があったのかもしれない

 

授業を切りたいというよりも

この授業に出るとお昼の時間を挟まなければいけない

お昼を共にできる友達がいない

食べる場所も見つけなければいけない

 

そんなことで2限と3限を挟む時は片方を切ることも多かった

 

 

苦い思い出の多いキャンパスライフだったな、と苦笑してしまう

 

最近はかつて不登校だったことを打ち明ける人も多い気がするけど

大学でっていうのは聞いたことないしなんか言えない

大学が楽しくない自分に引け目を感じていた

 

 

社会人になって、会社の先輩に大学時代のことを話す機会があった

 

その人がとてもオープンにできる相手だったこともあり

今も会う友達はほとんどいない、そもそも大学内に仲良くしたいと思える人があまりいなかったと率直に言った時

「そうやってはっきり言えるのすごくいいと思う」

と返された

 

少し救われた気がした

 

先輩自身も関係が続く人というのは決して多くないらしく

でも広く付き合えない自分を嫌だな、と思うらしい

 

会社では明るくて取っつきやすく、アドバイスも本当に的確で上司先輩後輩誰からも愛される人なのに

意外な一面だった

 

 

就活の時に「大学生活でやり直したいこと、後悔していることはある?」と聞かれたことがあって

瞬時に出てきた答えは「ない」だった

(サークルとか大学内部での活動にもっと参加できればよかった、と回答はしたけどね)

 

その時、苦い思い出はあっても私は後悔していないんだなと気付いた

アルバイトや学外での活動、留学とキャンパスの外側にエネルギーを向けて

色んなことにぶつかってみることができたからだと思う

 

 

社会人になった今

組織に所属して、日系企業にありがちな?理解できないのにとりあえず従わなきゃいけないこともあるけど

自分を見てくれている人たちがいて、皆で大きなゴールに向かって進んでいく

上手くいかないことがたくさんあっても、サポートしてくれる人がいる

とても恵まれていることなのかなと感じる

 

ま、もし転職することがあればテレワークできることが一番の条件。笑

 

 

学生だって良いことも悪いこともある

後から振り返った時にまあ悪くなかったかな、って思えれば十分だ

 

少しだけ大人として若い彼らを見るとき

楽しんでほしい、はやっぱり願うんだけど

経験・成長しながらもそのままでいてほしいなって思う

変わってもいいけどどこか変わらない、みたいなね

 

 

好きな言葉、"Stay gold"

 

素敵な過去、現在、未来を描けるように。

 

 

やっぱ書くのは楽しいなー