イギリス周遊記: アベリストウィス(ウェールズ)
イギリス周遊記第二弾
今回はウェールズにあるアベリストウィス (:Aberystwyth。つづりがなんとなく不自然に見えるのは、ウェールズ語の文字の並びによるのだと思う)
ここに旅行で来る人がどれほどいるのかわかりませんが、確実にマイナーな場所。ウェールズだし。
イギリスに来るまでろくに地理を理解していなかったので説明すると、ウェールズはイギリスの南から北東部にかけて土地を占めるイングランドの横、西側に位置します。
イングランドの人がEnglishと呼ばれるのに対し、ウェールズ人やウェールズ語はWelshといいます。(スコットランドはScotish)
こちらがウェールズの国旗。
この国旗を始めとしたウェールズの歴史について面白い記事があったので、リンク貼っときます
イギリス国旗にないウェールズ国旗 レッドドラゴンの深い歴史 - イギリス・ウェールズの歴史ーカムログwww.rekishiwales.com
さて、なぜこんなところに来たかというと
実は20年前に母が語学留学でここに住んでいました。
そして、母は当時私を妊娠していたんです。
つまりお腹の中で私はアベリストウィスにいたということ。そう考えると、なんだか不思議な気分です。
今回、かつて住んでいたところをもう一度訪れたい、娘に自分のいた場所を見せたいという母の要望で連れてきてもらいました。
ウェールズなんて羊のイメージしかなく、来るまでは特別何かを期待していたわけではないのですが、すごくすごく素敵なところでした。二泊三日ののんびり旅です。
一日目のお昼は駅の横にあった大きなパブレストランでラムのスープをいただきました。ヒツジ、ごめん。でも美味しかった
初日に泊まったホテル(The Glengower)は海に面した立地。海を眺めながらの朝食はとても気持ちよかったです。
おじさんがいい味出してる
ウェールズ語!発音も全然わからない、ほんとに面白い
イメージとしてはLとYが多いような。
そういえば夜ご飯はこのホテルに入っていたパブでご飯。ボリューミーで美味しかった~
二日目は丘にのぼって街を眺めました。いつもはロープウェイが動いているようなのですが、この日はお休み。そこまで高くもないので、自力でのぼってきました
絶景でした。ずっと忘れることはないと思います。
そして、イギリスで海を見るのは初めて。このずっと先に日本があると思うと、不思議な気持ち。
お昼は海辺のレストランで。
カラフルな並びが海とマッチしてる。
このような風景をアベリストウィスのアーティストさんが絵に描いていたのですが、本当に綺麗です。お店が一時的に閉まっていたのが残念すぎる。
途中ふらっと立ち寄った雑貨屋さんで店員さんと話が盛り上がったのですが、全体的にこの地の人の優しさを感じました。
母親が私を妊娠してた頃にここに住んでいたことを伝えたので、会話にのって「私もお腹の中から見てたから懐かしく感じるかも?」って言ったら「その考え方すごく好きだわ」、って。
今でも覚えているような、心温まる会話だったなぁ
あとこちらの人は英語がすごく綺麗。でも最近はウェールズ語を話す人が減りつつあるんだとか。店員さんは、家ではウェールズ語を使って娘さんにきちんと英語との使い分けができるように教えてるみたい。
2日目の夜はアパートメント(Park Y Byrn)宿泊。これがこれが、安くて広くて素晴らしすぎました。
ベッドルーム2つ、こんなに大きなソファがリビングにあってもちろんキッチンとバスルームもあって一人£30ってすごくないですか。ここでの滞在もひとつの思い出になりました。
そんなこんなで、どこが見ておくべきスポットなのかも結局よくわからぬままただひたすらアベリストウィスを散策していました。でも、そんな旅の仕方ものんびりですごくいいなって感じた。今回はここに来ること自体が目的だったしね。
ほとんど参考になったかよくわからない記事ですが笑、とにかくここでの思い出は格別でした。
なんだか別の国に来たような、でも不思議と心が落ち着く場所。美しいところでした。
またいつか来たいな。必ず訪れます。