キママブログ

学生時代にイギリス留学を経験し、現在社会人2年目です。最近は書きたい時に書きたいことを書いています。留学やイギリス関連はバックナンバーをご参照ください。

海外の友達を作ること

 

最近よく考えるのが、「友達」について。

 

「ネイティブの友達できたー??」

 

留学生に必ず聞く質問だと思います。

あとは「ネイティブの彼氏できた!?」ですね。そんな簡単にできるわけない笑

 

 

さて、友達にせよ彼氏彼女にせよ

日本にいる時に留学に対してイメージするのは"ネイティブ"やいわゆる"西欧人"。

自分たちアジア人とは見た目も考え方もまったく異なる人種を想像するのではないでしょうか。

 

でも、最近このイメージと現実のギャップに悩まされることが多くて。

 

とりわけネイティブやペラペラ英語を話す留学生とは、実際それなりの努力をしなければ「友達」と呼べる人はできないです。

 

フラットで仲の良い人ができればまだしも、クラスメイトは週に1,2時間しかない授業で会うだけ。授業で会えばけっこう喋ることはあっても、それ以上に行くのは難しい。

 

 

国籍の問題もあります。

仲の良いフラットメイトはイギリス生まれイギリス育ち、もちろんイギリス国籍ですが、家系は香港なので香港の血が入っています。見た目も普通にアジア人です。

 

この時、彼をイギリス人と見るか香港人(アジア人)と見るか。友人に説明する時、いつも彼をどう表現しようか悩みます。

 

また、彼を"ネイティブ"の友達と呼ぶことができるのか。

イギリスらしい訛りがキツめだし、国籍で見るなら正真正銘のイギリス人。ネイティブにあてはまると思います。

でも、日本人の想像するイギリスの"ネイティブ"にはあてはまらない。なぜなら彼の見た目はアジア人で、アジアの血が入っているから。

 

 

友達作りに関して、もうひとつ思うことがあって。

 

外国人の友達を作りたい、また英語を英語圏で伸ばしたいという目標を大きく掲げてきた私は日々少しでも多くの外国人と話す機会を設けようと心がけています。

 

でもある日、ふと気が付きました。

自分は英語を喋る必要のある人と話したいだけなのではないか…

 

英語というアドバンテージを抜いてもその人と本当に友達になりたいのか?という疑問を持つようになってしまい、それについて考えることが多くなりました。

 

その結果、そこまで関わらなくてもいい人が数人出てきました。なぜならその人たちの性格を見た時にもっと仲良くなりたいと思うタイプではなかったから。中には必要以上にご飯に誘ってくる男の人もいました。

 

逆に、それでも仲良くしたいという人も思い浮かびました。彼らは自分に本当に興味を持ってくれていて、私も少しでも近づきたい、これからもっと知っていきたいと思えたから。

 

これらの経験を踏まえて、外国人と話す時はなるべく相手自体に興味を持って話すようになりました。

いまだにどうしても見た目や国籍などの先入観に左右されてしまうことも多いですが、その人がどんな性格なのか、何が好きなのか、また私との接し方など、色々な面を見て少しずつ距離を縮めています。

 

今でも悩むことの多い人との関わり方ですが、私はここから大きな発見を得られたのかなあと思うし自分の接し方や心持ちも見つめ直すようになりました。

 

コミュニケーションって難しいです

和訳って無駄に堅くなっちゃってるんだなって最近よく思うけど、意志疎通は本当にその言葉通りだと思う。意志が繋がることで会話が成り立つんだろうなって

 

 

留学における「たくさんの人と関わる」から得たことでした。

語学学校と学部の違い(学部編)

 

課題の息抜きに留学生のブログを読むことが多いのですが、やはりこっちの大学や院を出た人の記事は面白い。

 

前は夫の仕事上でついてきたみたいな人のブログもいくつか読んでいたけど、学生とは環境が違うこと、無駄にお花畑な感じの方がちらほらいることなどから読み続けるのをやめました(^^;

 

今は来週のロンドン日帰り旅に向けて旅行記事を少し調べていたのですが

旅行者の記事もやっぱりうーん…ってなる。

 

 

これは自分にも大いに言えることなんだけど

母国と旅行先または留学先の違いを発見して、そこで感動するのはいいものの

それに比べて日本はって母国を悪く言うのは違うなと思うし、反対に真新しい土地や文化を無駄に高評価するのもまた違うんだろうなって。

 

そう考えると、たまに旅行というものに対して意味を見いだせなくなる

最近は写真だけ撮っておわりって人も少なくないしね…難しいところです。

 

 

 

本題に戻ると

語学学校と学部の違い後半編、今回は現地大学の学部留学についてお話します。

 

 

~学部~

 

まず念頭に置いておきたいのが、「現地の大学で現地の学生と同じように授業を受ける」ということ。

 

とても厳しそうに見えると思います。実際厳しいです。

しかし、たとえ一学期しかいないとしても、もがいていけば必ず得られるものはあるはず。苦しんだ分だけ成長できます。

 

 

・留学生の多様さ

語学学校とは比べ物になりません。

中国人の多さは相変わらずですが、前の記事に書いたような数の暴力は起こらないです。あー中国人だなってスルーできます(直接関わらないと、どうしても彼らを悪く見てしまう癖はなかなか直らない…でも向こうも関わってこないんですもん)。

 

キャンパスを歩いているだけでもその多様性は感じることができるのですが、クラスひとつを取ってもよくわかります。

 

例えば現在私の取っているモジュールのひとつは15人ほどのセミナーでルーマニア人、ナイジェリア人、ベトナム人、中国人、日本人がいます。モジュールの内容も影響しているとは思いますが、ざっと見て半分は留学生。

同じモジュールのレクチャーとなれば、さらに国籍は広がります。把握できている限りではアフリカ系とコロンビアは少なくともいる。

 

別のモジュールでもアメリカ人、イタリア人、ノルウェー人などと数えたらキリがありません。イギリス人の学生が帰省している頃はキャンパスでよくフランス語が聞こえてきました。

 

 

・レクチャー/ セミナー形式

 

先ほどレクチャーとセミナーという言葉が出てきてなんだろう…?と疑問に思った方も少なくないのではないでしょうか。

イギリスの大学では履修科目をモジュールと呼び、どのモジュールにもレクチャーとセミナーが存在します。

 

レクチャーはいわゆる講義、モジュールを履修している学生全員が授業を受けます。一方セミナーは15人前後に編成された少人数のクラスのようなもので、レクチャーで扱った内容にさらに深入りするためディスカッションやプレゼンを行います。

 

え、ディスカッション?プレゼン!?と気が引けてしまうかもしれませんが、正確にはディスカッションはディベートと異なり、ある質問に対して意見のある人が発言していくスタイルが主です。

教授によってはなるべく多くの学生からの発言を促すため、パートナーワークやグループワークで意見を共有してからみんなの前で発表という形を取ることもあります。

 

プレゼンがコース内容に含まれている場合、基本的に学期中のセミナーの中で一度発表する機会があります。

 

ここまで読んでやっぱり学部は…と尻込みしてしまいそうですが、一度入ればまあなんとかなるものです。やっぱり今でも緊張するものの、そのぐらいの緊張のなかでやった方が自分のためになると信じています。

 

 

・教授の英語

少し詳細な話。教授の英語です

 

学部の教授は語学学校の先生と違い、話すスピードに容赦がありません。時間もかなり限られた中で講義を行わなくてはならないため、とにかく速いです。

また、教授はイギリス人とは限りません。私の履修しているモジュールはイギリス人、アルゼンチン人、ギリシャ人と全員異なります。教授の母国語によってアクセントなどかなり変わってくるので、そのような面から聞き取りに苦労することも少なくないです。

 

 

・課題

まあこの前の記事で散々書き散らしたのでもう簡単にだけ。課題の重さです。

 

私は語学学校時代、まったくと言っていいほど宿題がありませんでした。そのため学部に移動してからの課題の頻繁さと重さに初めは衝撃を隠せず、成す術がなかったのを覚えています。

ただ友人はそこまで時間がかかっていないそうなので、単に私の要領が悪いという部分も大きいかと思われます…しくしく。

 

 

・規模の大きさ

これも語学学校と比べて明白な点です。日本の大学を想像していただければわかると思います。

 

語学学校にいた経験のある友人たちは、大学に来てからの方が孤独だとみんな言います。私もその一人です。広い敷地、ペラペラと英語を話す学生たち、なかなかできない友達…やっぱり孤独感に苛まれる瞬間はあります。

 

ただ、私にしてみれば日本の大学にいた頃も学内の友達が少なく、一人で行動することが多かったのでまあこんなもんだという感じでした。逆にこっちの方が日本人同士の結束が強かったりセミナーの知り合いに遭遇したり、人と会うことは多いのかも。

 

というか、ペラペラ外国語を話す学生たちに囲まれてると変に諦めがつくというか、周りをあんまり気にしなくて済むんです。

図書館なんて友人といったことはありません。いつも一人で課題と闘ってます。図書館には友達といる人、一人で勉強する人、いろいろいますが、みんな話す言語は英語だからいい感じに聞き流せるし人と違ってもいいっていう楽さがあるんですよね。いつかこの辺についての記事も書ければなと思っているところ。

 

寂しくなった時はまだ語学学校に残っている友人たちのもとへ逃げ込むこともあります(移動したての頃はけっこうそうでした)。日本人でも全然いいと思うので、心の逃げどころを作っておくといいかもしれません。辛いと感じたら逃げちゃいましょう。結果的に立ち向かえればそれでいいんです。

 

 

・寮

これもだいぶ違います。語学学校の寮では存在しなかったフラットというものに直面しました。

 

私のフラットは13人中11人がイギリス人、自分含め2人が留学生です。ただもう一人の留学生はいまだに一度しか姿を確認したことがありません。

 

正直、クラスよりもイギリス人の割合が多くなかなか勇気が出ないことが多かったです。初めは共用のキッチンにどれだけの覚悟を決めながら行っていたことか…ドアの前まで行って誰かいるか様子を窺うこともありました(今でもよくしちゃっています)。

 

フラットメイトと馴染めればとてもいいと思いますが、やっぱりハードルが高いです。それでもなんとか少しずつ慣れ、今では会う度に話す人が二人ぐらいはできました。この二人の存在は私にとってかなり大きいです。

毎回ではなくてもたまに話す人もかなり増えました。やっぱり大学生だしいろんなタイプの人がいますが、優しくしてくれる人はきっといるはずです。

 

 

語学学校時代は何に関してもわりと上手くいっており、英語も特に問題なく自分はもうなんでもできるのではないかと思ったこともあります。が、学部に来てからはそれが錯覚であったとわかり困難に直面することや英語がなかなか通じない・わからないことも圧倒的に増えました。

 

でも、それって喜ばしいことだと思います。英語話せない、友達できない、課題辛い…バンザイです。

学部に来てから2か月経ちましたが、お陰で語学学校時代とはまた違う成長の仕方ができました。たぶん残りの期間でもう少し適応できるようになって、帰る頃には離れるのが寂しくなるんだろうなあと思います。留学や海外研修って、やっとできたと思ったら帰国なんですよね。

 

 

このように、語学学校と学部での経験がだいぶ異なること、それぞれで発見があること、辛いながらもその分だけ成長できることなどから、一学期とはいえ学部に留学することはとても意味のあることだなと実感しています。

 

ただひとつ言えるのは、やはりそれなりの英語力を身につけておくことです。もしスコアが足りなかったり話すことに自信がなければ、私のように段階を踏んだやり方もいいと思います。

イギリスではとりわけ日本人の留学生向けに学部聴講(イヤーアブロード)プログラムといって、一年の間に語学学校で十分な英語力をつけてから実際大学の学部での授業を体験できるコースが用意されている大学があります。"Year Abroad UK" で調べてみるとちょこちょこ大学のサイトが出てきますので、ぜひ。

あくまでも「聴講」なので単位は関係ありません。ただ、単位を取りに来た交換や単位認定留学生だけでなく、最終的にその大学を卒業する学生と同じレベルで授業を受けることには変わりありません。課題もこなすしセミナーにも参加します。

 

学部での挑戦はいい「経験」になるだけでなく、後にも繋がる力になると思います。

この記事を読んで、一人でも多くの方が学部に挑戦してみようかなと思っていただけていれば何よりです^^

 

語学学校と学部の違い(語学学校編)

 

どうも、エッセイとプレゼンのダブルコンボにやられたお陰でだいぶ時間ができた暇人です。

 

 

本当は今週プレゼンの予定だったのに、まさかの一週間前倒しになり…

 

その理由が、授業で観る予定だった映画の上映が遅くなったから。

いやいやいやエッセイの課題あるじゃん?急に一週間前に言われたって対処できなくない??

 

ということで、人生初の二徹を経験しました。もう二度とやりたくない…

 

 

 

さて、今回は語学学校と学部の違いを紹介しようかと。

 

英語「に」特化した語学留学と英語「で」学ぶ学部留学、これから留学をしようと考えられている方は悩みどころのひとつだと思います。

一年間で両方を体験している者として、ぜひ参考にしていただければ幸いです。ただ語学学校に関しては国や地域、留学する時期によってかなり状況が変わると思うのでそこだけはご了承いただきたい。

P.S. 長くなってしまったので、この記事は語学学校についてのみ。

 

 

~語学学校~

 

・国籍に偏りがある

本当に取るコースによると思うけど8割アジア人です。そしてその内の7割は中国人。

こう言い方をするのはあれだけど、今回は中国人に対していくらか物申したい。

 

まず割合が多すぎ…数の暴力ですあれは。

 

<エピソードその1>

初日の夜、ドキドキしながら共用キッチンの前までいくとそこで聞こえてきたのはまさかの英語ではなく中国語。

いやそれはどう頑張っても無理やんと断念し、その日は念のためにと買っておいたパスタを冷たいまま食べました。あの時はかなり絶望的な気持ちだったな…

 

<エピソードその2>

二日目に説明会があったのですが、そこでどの部屋かわからず周りをキョロキョロ。

同じようにしている人がいたので話しかけてみようか迷っていたところ、向こうから来てくれたのですがなんと一発目から中国語で話しかけられ…

いやいやせめて相手が何人かを確認しろよとイラっとしたので、中国語はわかんないよって強めに言い返しときました。そこで英語で話してくれればいいのに、相手が中国語を話せないってわかったら避けるのもやめてほしい。

 

<エピソードその3>

これは私の友達が困っていたこと。クラスが中国人ばっかりで、近くの人たちで話す時間が与えられても他が中国語で話してしまうそう。そんなの疎外感感じるに決まってるじゃんね。しかも英語のクラスなのに…

 

このように、まずマジョリティによるいろんなイラっとすることが語学学校ではよく起きます。その他にもいろいろ言いたいことはあるんだけど、いい人もたくさんいるからやめておく。ただ最後に、ここは中国じゃなくてイギリスだよ?って言いたい

 

 

・同じ国籍の人とつるんでしまう

これは慣れない場所にいる限り仕方のないことなんだけど

やっぱり語学学校は規模が小さい分いつでも会いやすいから、距離も近くなりすぎちゃうことが多いです。

 

私のところはクラスで一人になることはあっても、語学学校内では知らない日本人がいなかった。日本人は文法に強いため、一番上のクラスになったら絶対他にいると思います。

初めからかなりの意識を持っておかないと、まったく日本人と関わらないということはまずできないです。

 

 

・仲良くなりやすい、友達ができやすい

今のところマイナスなことしか書いてないからいいことも書こう。もちろん自分の頑張りにもよるけど、友達は絶対できます。

 

やっぱり同じアジア人って安心する。英語を話すにしても文化や地理的な距離の近さにおいても、圧倒的な安心感。

リラックスしてると英語ももっと喋れるので、アジア人とたわむれるのは…とか思わなくて大丈夫。逆に同じアジアでも全然違うことってたくさんあるので、そういう違いを見つけるのも楽しいし新鮮ですよ。

 

アジア人に限らず他の国の留学生とも仲良くなれます。ここではみんな英語を学ぶ仲間なので。

私はサウジアラビア人のよく喋る男の子と仲が良く、気が合うし話す練習にもなるなぁと思ったのでよく隣に座っていました

 

 

・小規模で密度の濃いクラス

毎日長い時間を過ごすクラスはとてもアットホームで楽しいです。

 

私はクラスメイトに恵まれ、お陰で本当に楽しい毎日を過ごせました。どちらかというと英語を学びに行くより、笑うために行っていたと言っても過言ではない(笑)語学学校時代、何度幸せだと思ったことか…数え切れません。

クラスがバラバラになっても、新年にハッピーニューイヤーってみんなで言ってクラスチャットがわざわざ稼働するぐらいには仲がよかったです。

 

 

・英語のレベル、宿題

これも時期やコースによると思うけど、正直英語のレベルはそんなに高くないです。日本の大学で英語の学科に行っている人であれば、たぶんそっちの方がレベルが高い。

 

私のコースに関していえば、宿題がびっくりするほど出なくて。ハードな毎日を過ごすことになるだろうとばかり考えていたので、あれってなりました。

なので語学学校で伸ばせるのはスピーキングとリスニングに絞られてしまうかも。スピーキングはクラスでどれだけ発言できるかが大きいです。ライティングとリーディングはコースや授業内容によると思います。

 

もしライティングを伸ばしたいということであれば、先生に個人的に添削を頼むといいです。ネイティブに添削してもらえるのは留学のいいところ。

私は何回か添削を受けに行き、結果的にその人が信頼できる先生の一人となりました。

 

ちなみにその先生に言われたのですが、友達同士で添削をすると新しい発見があるんじゃない?とのこと。なので先生に見せる前に、面倒ごとをいとわない中国人のクラスメイトによく見てもらっていました。

向こうは私のボキャブラリーの多さや表現の幅広さを評価してくれていたのでこっちも勉強になったよと…優しい。

 

 

・先生との距離

これはかなり大きいです。大学で語学学校のような先生との距離の近さを持てることはまずない。あと、語学学校の先生は留学生を受け入れているだけに色んなことを理解しているし優しい。

 

先述した先生には実はクラスのチューターについて相談したことがあって(生徒たちがチューターが嫌いすぎて授業の雰囲気がすごく悪かったのと、私も苦手すぎてクラス参加へのモチベーションを失くしていた)、その際本当にいいアドバイスを貰えました。

その先生のお陰でそれまでの考え方もガラッと変わって、ひとつ成長できた。どんな国にも偉大な先生っているものですね。

 

 

・英語力の自信を得られる

私としてはこれが友達と同じぐらい大きかった。

 

発言した分だけ自分の力になると信じ、クラスではなるべくたくさん自分から話すようにしていました。

なかなか意見を言う勇気は出ないことが多かったのですが、様子を見ていて自分が周りよりボキャブラリーに長けていると気づいてからは同義語もしくは意味を聞かれたときは絶対に自分が最初に答えてやるぞという意気込みでいました。

周りに見せられるスキルは見せつけていった方がいいです。やっぱり褒められると自信に繋がるし。

 

 英語がどれだけよくなったか定かではないのですが、

最終試験においてクラスで一番の成績を修められたこと(みんなより一足先に大学に移動するんだからそれなりにできて当たり前ではあるけれども)、

語学学校終了後に母が遊びに来た際、人とコミュニケーションがスムーズに取れている姿を見てびっくりさせられたこと

が、知らないうちの向上を示していたのかなと思います。

 

 

相変わらず長くなってしまいましたが、結論として多少のデメリットはあれど語学学校は行ってよかったことがたくさんあったなと信じています。たぶん初めから学部に行っていたら、もっと対処できないことがたくさんあってひどいホームシックになること間違いなしだった。

ただ語学学校だけだとその国に留学した感じはやっぱり薄くなっちゃうので、半年以上行くなら語学留学はおすすめしません。

 

次回はレベルが格段に上がる学部について書きます~

学部に移動して。エッセイの書き方紹介

ついに二学期目がスタート

 

 

今期から大学に移動していよいよ学部での勉強が始まりました。

学部に移動して感じたこと…

(エッセイの書き方を知りに読みに来たんだよという方、もう少し下にスクロールを。話が長い人間なので)

 

10月 大学来る前(アプリケーション時)

「え、3科目しか取れないの?」

 

12月 科目が決まり、タイムスケジュールが出る

「暇すぎる…日本にいる時より時間あるじゃんナニコレ」

 

1月   大学での授業スタート。事前のリーディングが必要と言われるものの、まあ目を通しておくだけで支障はない

「これは何か他のことしないと英語喋る機会さえなくなるぞ…」といいつつ遊ぶ

 

2月 最初のエッセイの課題に取り組む

「!??待って書けない!????」そして読めない。

 

そして行き着いた先

 

 

「学部きびしい…」

↑今ココ

 

 

イギリスの大学は授業数こそ少ないものの、学期中の課題がとてつもなく重いです。

主にエッセイかプレゼンだけど、日本の大学でやるようなものとはまるで訳が違う

 

まず、ひとつのエッセイを書くにあたって文献を何本か読まなきゃいけない。

これがしんどい…

 

日本人は他のスキルと比べるとリーディングにはわりかし強いと思うけど、もう今まで読んできたものとは違いがすぎる。

というかね、長いんです。ほんと。

 

大体どの文献も15~20ページはあるし、なにせ使われている用語がアカデミック&フォーマルすぎて知らない単語ばっかり。理解できないけど、それなりに読み飛ばしていかないと一向に進まない。

 でも完璧主義傾向にある私にとってはかなりきつい作業…まとめの一文に線を引いたところでThusとかThereforeとか書かれてるとついその前の一連の主張を読みたくなってしまうのです。Therefore, リーディングが全然終わらない。

 

 

今も1500wordsのエッセイに追われてて、なんとか読み終わったのはいいもののどこを抜いて書いていくか悩みながらたらたら書いている始末です。ふう。

 

 

こんな私が提案するエッセイの書き方。を今日は紹介してみます

私自身、前回初めてのエッセイに取り組んだとき必死に検索かけて日本人のブログからhow toを学んだので。

 

大まかに

 

1、文献探し(research)はイントロを流し読みして決めていく

2、プリントアウトして読む

3、分析(analysis)

4エッセイの流れや書くことのメモを作る

 

以下にそれぞれの項目の詳細を記しましたので、お時間のある方、切羽詰まっている学生さんはぜひ↓

 

 

1、文献探し(research)はイントロを流し読みして決めていく

 

文献、いわゆるreading materialというやつ。最終的にエッセイの終わりに書くreferenceとなります。とっても大事。

 

文献は与えられる、もしくはリサーチで自分で探すのですが、自分の選んだトピックにいかに関連しているかを見極める必要があります。与えられたマテリアルでも、テーマ的にあんまり使えないものってあるし。

 

とりわけリサーチでは膨大な量のマテリアルから厳選しないといけません。その時に便利なのが、イントロの流し読み。

 

大体どのマテリアルにもはじめにabstract(概要)が載っており、簡単に全体的な話の展開をチェックすることができます。

こういう時は便利な電子システム。私はabstractをWordにコピペしてキーワードとキーセンテンスに色をつけてリストアップしています。

 

 

2、文献はプリントアウト

 

ほとんどの文献はオンラインマテリアルですが、こんなの画面上で読んでてもまったくもって頭に入ってこない。全部紙にします。

 

プリントで読む利点として、

・いつでも線を引ける

・いろんなマークをつけられる

・わからない単語は調べて書いておける(そしてあとからVocabulary bookに書き込む。必ずその単語を復習できる仕組み)

・こんなに読んでるんだ自分…という優越感、そして留学感!

 

プリントアウトは紙が…という方は、図書館にあれば本を借りるのもあり。

 

ちなみに私がプリントアウトする理由は主に最後の項目です、正直(笑)

だってこれだけやった自分偉いなって達成感がほしいじゃないですか!

ただ最近はもう優越感も留学感も消え去った中でやっているのでただただ辛い…。

 

 

3、分析(analysis)

 

これぞイギリス大学のエッセイの基本。analysis。

文献同士を比べて批評ってなんですかって感じで、最初は本当にノーアイディアでした。今でも一番苦労するところ。

 

簡単にいうと、文献同士で関連する記述をピックアップして似ている点と異なる点を指摘する作業です。

 

例えばホッブズの「機会の平等」に対する考えを異なる視点から述べている文献を発見したとします。そうすると、

「学者Aは〇〇と捉えているが、学者Bは△△と考えている」

というように二つ(もしくはそれ以上)のアプローチをかけるんです。

 

これで文献をきちんと読む必要があることは明白になったと思います。

 

 

4、エッセイの流れや書くことのメモを作る

 

これけっこう大事!

とにかく何を書くかを練っておかないと一向に進まないし、逆にはじめから明確なメモがあれば書いていくうえで大きな指針になります。

 

あとは、何かしら書いていれば追加のアイディアが思いつくものです。実際エッセイに書くかどうかは別として、トピックに関連していることであれば何でも書きおろしておくといいと思います。私はノートの左にある細いスペースにちょこちょこ書いてる。

 

 

もっと書きたいことは色々あるけど、それなりに細かく記したつもりです。

 

私は文献を読んでから関連性や比較を見つけていく作業に一番時間をかけていて、少なくとも3日ぐらいはやっています。第一段階の文献探しも意外と時間取られる。

 

エッセイはいかに丁寧に分析できたか、どれだけトピックと関連しているかが大事だと私は考えています。

 

文献に揉まれながらの生活は辛い時も多いけど、分析力などきっと力になる。はず。

これで日本に帰ってからもレポートの成績が上がったらバンザイだよね。

 

 

こういうもっと役に立つ記事をもっと書いていけたらなという所存です^^

時は短し備えよ私

クラスで一番のイケメン中国人と同じプレゼン班になったんですけど、

こないだのごとく彼の優しさが身に染みる放課後であった…

 

明後日までの簡単なプレゼンを、授業が終わってすぐに資料読み始めるだけじゃなくて

なんと私の担当する部分まで読んでくれてた

 

この前授業でグループワークをした時もみんながやりたくないことを文句ひとつ言わずにやってくれて

今日もしかり、人のための面倒をいとわない性格なんだなあと思った

 

それを英語にして伝えたかったのにできなかったけどね…

なんとかhard workingな人で偉いね!とは言えたんだけど。

 

 

かっこよすぎたり憧れの的だったりする人って友達として付き合うつもりがないというか、そんな距離になるなんておこがましいって思ってる部分があるから今まで必要最低限のことしか話さなかったのに

今日は結局コンピュータールームで会ってから1時間ぐらい喋ってしまった~~

 

最初はプレゼンのことで少し話してただけだったのが、気づいたら個人の話になってた

 

こっちではビジネスを勉強するけど、もとは理系なんだって。ひえー

悪いとこなしかよほんとに…

 

かっこいいのに女臭がまったくしないところがまた素敵なんだよなあ

まあタバコ臭はするけど。笑

 

 

こんな感じで、相変わらずクラスは楽しいです

 

先週末はクラスメイトに誘われて何人かでシティセンターに繰り出して映画を観に行って、

今週末もイベントがあるから一緒に行くつもり。楽しみ

 

クラス内でも楽しいけど、クラス外はやっぱりいつもより少しリラックスしてるから

いろんな話ができて楽しいね

 

 

サウジアラビア人の18歳の子も子どもっぽくてかわいいし、

タイ人はいつも面白いし、

中国人はかっこいいし。

 

これがあと一ヶ月しか続かないと思うと、だいぶ寂しい。

 

春学期の方がホームシックになる可能性大ですね、ほんとに

 

 

どんなに居心地がよくても、そこを抜け出さなきゃいけない時ってあるよね

これから待ち受ける試練のために、今から頑張らないと

 

頑張るって言葉は好きじゃないので英語で。

Just go for it

 

 

Be Japanese

 

クラスで一番イケメンの中国人にエッセイのことで手伝ってもらってテンション上がってます

あんまり喋ったことないのに、みんなが去った後もわざわざ待っててくれるの優しすぎる

 

なぜイケメンは顔だけじゃなくて優しいんだ。他の人々がどんどんかすんでいくじゃないか…

 

 

こっちに来て本当に感じるのは、私たちが思ってるよりずっと中国人って良い人多いし

日本にすごく興味を持ってくれてる

 

日本語を知りたがる中国人の多いことよ(他の国しかり)

 

あと、向こうの文化でびっくりしたのが普段から友達に物をあげること(特に食べ物)をまったくいとわないんだよね。

むしろ進んで譲ってくれる

 

例えば急に

いま寿司を作ってるんだけど食べに来る?とか

フルーツを取り出したと思ったら好きなだけ持って行って!って言われたり

 

周りがよく貰い物をしてて、たまにそこから分けてもらったりしてたんだけど

ついに私も中国人の友達からフルーツとヨーグルトをいただきました

 

本当に突然なんだよね笑

 

「figsを買ってきたんだ~。食べたことある?」

 (figsという単語を知らなかったので)「ないと思う…」

「じゃあ試してみて!種がたくさん入って甘いんだ!」(ここでいちじくのことを言ってるんだと気づきました、調べたらビンゴ)

 

で、数分後にいちじくを持って部屋にやってくる

いちじくだけくれるのかと思いきや、なんか知らないけどヨーグルトも貰いました

 

そういえばこないだの週末も

ご飯余ってるんだけどいる?って言われてご飯大好きマンは飛んで行ったっけな

高級炊飯器で炊かれたご飯、おいしかったなあ~~

 

 

今日は昨日友達になった香港人の子に誘われて、一緒に夜ご飯を食べました

記念すべきキッチン仲間3人目!

 

これもそうなんだけど、ちょっと話して友達っぽくなったと思ったらいろんなものに誘ってくれるの

 

今度ご飯一緒に作ろうよ!から始まり大学内のクラブかロンドンに行かない?と聞かれ

友達になってからの展開がすごく早い

 

だからたぶん、中国人との接し方はとりあえず話して友達になってみること

そうすれば向こうはびっくりするほどフレンドリーになるから

 

初期に周りが早々と中国人にご飯に誘われて出掛けてた理由がわかったわ…

 

 

待ち合わせ時間にキッチンに行ったら、初めて寮でできたインドネシア人のキッチン友達がクラスメイトを招いてちょうど夜ご飯を作ってて

そのクラスメイト達ともたくさん喋れました。シンガポール人とは初めて喋った!

 

結局、今日の夜は日本人と香港人インドネシアシンガポール、韓国とかなり多国籍での食卓となりました

こういうことって今までそんなになかったから、新鮮で楽しかった~

 

自分のフロアには他の日本人や元々の友達がほとんどいないお陰でキッチン友達ができて、本当にラッキーだと思う

 

先週からなるべく自分のキッチンにいるようにする試みは見事成功しました^^

ずっと日本人といても伸びないからね

 

 

こうやって、自分のちょっとした挑戦がどんどん成果として出てくるのがすごく嬉しいしやりがいも感じる

 

そして、何より自分の国籍に感謝することが多くて。

特に友達作りでは日本出身だよっていうと大体喜んでくれる

 

日本ってそれだけ他国から評価されて、興味を持たれてるんだなあってひしひしと感じます

日本人でいられることって、すごくラッキーなんだろうな

 

 

あと東京の人って東京は特に面白くないとかよく言うけど、

もうそんなこと口にしたら外国人に泣かれるよ

 

一言で表しにくいけど、たぶん私たちが気づかないようなところ、あまり注意を向けないようなところに彼らは魅力を感じてるんだと思う

 

魅力的な世界の都市ランキングで東京が一位になるのも

いろんな面が充実してこそ取れるものなんだろうね

 

だって、ロンドンやニューヨークより上なんだよ?

観光ランキングでは全然負けてたけど、世界で一番って本当にすごいことだと思う

 

 

自分が普段東京で暮らしているっていうのがどれだけすごいことなのか

こっちに来て常日頃感じています

 

もっともっと日本が魅力的な国になるためにも、

私たちがもっと日本を知って好きになる必要があるんじゃないかな

 

どれだけ外から愛されてたって、自分たちが好きでなかったらなんだか残念だもんね

 

 

これからも日本人でいることに誇りを持っていこう

 

それから、もっともっと日本のことを知ろうとしよう

dreamer

 

最近、母親と休暇期間中の過ごし方のことで喧嘩してたんですけど

今日そのことについて母の想いが綴られたメールが来て

それを読んでたら、思わず泣いてしまった

 

 

 

 

 

こっちに来てから何もかもが新しくて、友達もみんなここで知り合った人たちで

とにかく毎日感情や思いが目まぐるしく動き続けて。

 

そんな時に、日本にいる頃から決まっていた母親の訪問と滞在を

いつの間にか受け入れられなくなってる自分がいた

 

私はこっちでの生活や環境を自分なりに確立していたから。

それは、今までと違って誰のもとにもいない、私によって形成された世界

 

 

言い方が難しいけど、平たく言えば前より少し自立したんだと思う

 

自分で考えて行動して、生活リズムも作って。

家事などの身の周りのことも自分で全部やるなんてもちろん初めて

 

思ったよりもそれらに苦労しなくて、むしろ誰の支配下にも置かれてない

とにかく自由なこの感じがすごく快適だったんだよね

 

それなのに、もっと自由にいられる休暇には母親が来る

母親にあれこれ言われて自分の考えや態度を改めてしまう、改めないといけない環境が戻ってきてしまう

 

それが嫌だ、と思ったんだよね

それじゃあ日本にいた頃の自分と変わらないんだもん

 

 

あとは友達

 

こっちでは店や交通機関が全部休みになるクリスマスには、みんなでキッチンに集まろうとか

年越しはロンドンで過ごしてそのまま国内旅行しようとか

いろんな、まったく初めてのイベントになるんじゃないかって周りと話してて思った

 

すごくそれにわくわくしたんだよね

 

今まで家族と過ごしてたこれらの機会に、全然違う環境で初めてのメンバーで

新しい経験をしてみたいと思った

 

結局それが実現しそうかと言ったらなかなかわからなくなっちゃったけど

夢みたいな気分に包まれた

 

もちろんそこに母親が加われば、話は変わってくる

 

 

そんなこんなで、そういう私の新しく抱いた気持ちを正直に話してみたんだけど

母親の答えはもちろんNO。

 

それに大きな反感を感じちゃって、正直居座ってほしくないと思った

 

私が友達より母親を優先する理由があるのは十分承知してるけど

それによって自分が縛られてるのかもしれないって思うと、なんだか少し息苦しくなった

 

 

気持ちを整理するためにも、すっかり消沈した母とこれ以上言い争うのはしばらくやめてこっちの生活に集中し直したまま何週間か経過

 

今日の朝に久しぶりに電話して、基本的に自分のやりたいことをやらせてもらうって決めたみたい

 

今回は他の人の考えも聞いて出した答えだから

ふーんって思ったけど、とりあえず受け入れることにして

 

でも、夜に届いたメールを読んでちゃんと向こうの気持ちを受け止めようって思った

 

 

 

 

私に夢があるように、母親にも夢があること

 

その夢を実現するために私を巻き込んでいること、わがままを言っていること

 

ちゃんと説明したのにただ単にNOって言われて、でもそれが無理を言ってるって自覚してること

 

もう一度見たいもの、私に見せたいものがたくさんあること

 

 

母親は夢とか希望とか、そういうものを私にまっすぐ示してくれる

 

そのお陰で私は今ここにいる

 

だから、今度は私が母親の夢を叶えるお手伝いをしてあげようって

メールを読んで心に決められた

 

 

 

こんな文章、私が読んでも顔がぐちゃぐちゃになるほどこみあげてくるものがあるのに

母親はどんな気持ちでこれを書いたんだろうって

 

そう思うと、まっすぐに受け止める以外の選択肢はなかった

 

 

 

 

今、毎日が新鮮で

同時にもどかしさも感じて

一年もない時間への焦りと何をするか悩む思いや

友達と過ごす時間

キッチンでご飯も作る瞬間も

 

全部が本当にかけがえのないものなんだろうなって、毎日思ってる

 

母親もかつて同じような気持ちを抱いていたかもしれない

 

 

帰国して、就職して、それから何年経ったって

今の経験が自分のなかで永遠のものになる

って、すでに確信してる

 

将来何をやりたいか決まっていない、ちょっと空っぽな人間だけど

それでもたくさん夢を見ていて、未来を見てる

 

だから、私も母親に

「海外でもう一度暮らすように生きる」夢をまた見させてあげたい

 

 

私は私のために、人のために

絶対に大きくなる

 

そんなことを胸に誓った週末です

 

 

これは明日確実に目腫れるやつだ笑