イギリス周遊記:ブライトン
そういえば先日このブログへのアクセス数が1000を突破しました。
本当にそんなに読まれてるのか?という感じではあるけれども、一応まめに書き続けている甲斐はあるのかなと。同時に自分のためにもなるし、書くことは好きなのでこれからも続けていく所存です。
今回はイギリス周遊記第三弾、南部のブライトンについて。
ロンドンからのアクセスがいいだけでなく、ホリデーをビーチでゆっくり過ごしたいという現地の人の娯楽場でもあり人気のスポットです。
私は6月の初めに訪れましたが、まだ少し肌寒い日もあった他のイギリスの場所に比べブライトンはぽかぽかしていてとても気持ちよかったです。
最終日に行った絶景のセブンシスターズと合わせて、二泊三日の滞在記をどうぞ。
昼にブライトン駅へ到着し、宿泊したYHAホステルへ。
駅が中心地から少し離れており、ビーチに近いホステルまでは15分は歩いたかな。でもブライトン自体がけっこう小さな街なので、基本はすべて徒歩で移動できます。
ホステルに泊まるのは私も初めてでしたが、4人ならひとつの部屋を自分たちだけで使えるので安心!海も見えてバスルームも広く、少し繋がりにくいWi-Fi以外は言うことなしでした。
後二日の天気が微妙な予報だったため、さっそくブライトンビーチへ。
下はころころした大きな石なので、履くものは少し考えた方がいいかも。
でも陽にさらされた石はいい具合に温かくて、寝っ転がるとすごく気持ちよかったです。
観光地のブライトンピアはいわゆる普通の遊園地で人もそんなにいなかったので(まだこれからが観光シーズン?)てくてく端まで歩いただけ。ただここ、端まで歩こうとすると意外と遠いのでほどほどにやめておくのもありかも。
こっちの人って水着着て海入って遊ぶというより、海辺でひたすら寝っ転がって日焼けにいそしむのがメジャーみたい。私は海は見ているだけでいい派なので、みんながひたすら海辺でぼーっとしているここのビーチはとても居心地がよかった。
(マルタでのターコイズブルーの海に触発され、その後の沖縄旅行ですっかり海水浴好きになったのはまた別のお話)
夜ご飯を求めつつBritish Airways i360の方向へ。最近できた展望台。
まあこれはロンドン・アイみたいなものだと思えば簡単(つまり無駄に高い)
あたりにはシーフードレストランがたくさん。客引きが多いので、あんまり捕まりすぎないように気をつけてくださいね。私たちはよく喋ってくれる友達が上手い具合に封じ込めてくれました。助かる!
二日目は丸一日ショッピングデー。というのも、ブライトンはオリジナルのお店が街にいっぱい。イギリスは基本どのCity Centreに行っても同じブランドばかりなので、予想を圧倒的に上回るオリジナルブランドの数々に我々女子一行は大興奮でした。
LANESと呼ばれる小道。ここでショッピングができると観光ガイドには書かれているものの、ほとんどこれといった店はないので通る程度でいいかと。
有名なチョコレートショップが上の写真をいった先にあったと記憶しています。
お土産用にも色々あります。が、微妙に高かったので諦め…
どちらかというとここの通りの方がお店たっくさんある!
服屋でも買おうかものすごく迷ったのですが、私はすべてハンドメイドの物を売っているという雑貨屋さんでガラスの小物置きとピアスのショッピングをしました。
このピアス、£22とかなりお高かったけど本当にストライクで奮発しました。お店の人に商品をべた褒めしたら喜んでくれた。ポーツマスで作られたピアスで、ガラスの物たちは裏の工房で作ってるんだって。
そういえばブライトンの人はみんなすごく優しくて、話しててとても楽しい。ドライバーが道を譲ってくれたり、まあまあの観光地とは思えない地元の人たちの人の良さ。イギリスのいいところですほんと。
観光地のひとつ、ロイヤルパビリオンは外観だけ見学。
ガーデンがいいお散歩道。どんなとこでも寝る人々
あ、あとブライトンのジェラート屋さんが美味しすぎる。2つの店に行きましたが、オリジナルのフレーバーがたくさんあって選ぶのに必死でした。
スティックにさされたワッフルと一緒に。大好きなチェリー味。確かローズやショートブレッド味なんていうのもあったと思う
グルメとショッピングを堪能した二日目でした。
三日目はちょっと足を伸ばしてセブンシスターズへ
セブンシスターズとは、崖の名前です。石灰でできた白い断層が特徴。
友人が行きたい!と提案するまでまったく知らなかったけど、ここはとんでもなくいい。イギリスでもトップ3に入る絶景と気持ちよさだった。
セブンシスターズはイーストボーンという街の外れに位置し、ブライトンの中心地からバスで40~50分ほど。さらにそこから30分以上歩きます。
徒歩での向かい方は
―多少楽に向かえるけど崖全体は見えない場所に着くルート
―上に比べるとハードな道のりではあるものの、目的地では崖が全体的に見え海とセットで眺められるルート
の二つがあります
私たちはというと、途中でそれぞれのルートへの入り口がわからなくなり適当に進みました(笑) けっこう道のりが長い…ひたすら歩く。
途中すれ違う人たちがみんな挨拶してくれたり、励ましあったり。なんかほっこりすぎる。
予想以上にたくさん歩いてやっと見えてきたのはこの絶景。
ここで買ってきたサンドイッチを食べピクニック気分。本当に最高で、テンション上がりまくってすごく楽しかったです。
下に降りても海が。めちゃめちゃ綺麗。イギリスにもこんな海あるんだって感じ
実際はもっともっとキラキラしてた。透き通った青で、本当に綺麗って心から思った。
スタート地点にはパブが立っていました。帰りにここで一杯はなかなかの気持ちよさ。
ジェラートが美味しくショッピングは楽しく絶景まで堪能できるブライトン、小さいながらも上手く密集してて飽きることのない魅力的な街でした。イギリス周遊で回った中でも特に気に入ったかも。
イギリスで海といえばだいたいブライトンの名前を耳にすると思います。暑すぎない夏を楽しみたい方にぜひ!海辺はけっこう海風で寒いので、上着がひとつあるといいかもしれませんね。
留学先で触れた生の英単語・フレーズ2
サッカーがアツいですね。
私はこの前の日本戦をバーで観戦したところ、盛り上がりがすごくてとても楽しかった。もちろん日本人もいたからですが、こっちの人でも日本サイドが多い印象で拍手もより大きかったな~。
さて、今回は留学先で触れた英語シリーズ第二弾です。
・I would say~
wouldも使われることの多い助動詞のひとつ。とりわけ「私だったらこう言う」といういわば仮定形の文脈でこのフレーズが出てきます。他にもit would be greatなど、willだと直接的になる響きがwouldを使うことで柔らかい言い方になるのかもしれません。
・I mean
これが口癖の人は多いです。「つまり」という会話の潤滑油になります。
・bear in mind
bearってあんまり使わないけど、このフレーズでは登場します。「心にとどめておく」「覚えておく」など頭に置いておくことをいいます。keep in my mindと同じ意味ですが、keepを使っているのは聞いたことがありません。
・annoying
フラットメイトがよく使っていたし、街中でもたまに聞きました。「いらいらする」「むかつく」などとカジュアルに表現できる形容詞です。
・have got
最頻出フレーズのひとつ。というか王者。私もいまだに正確な日本語をあてはめられず、感覚で使っています。でも感覚をつかむと非常に便利なフレーズです。
イギリスで類稀に見る大雪が降ったとき、フラットメイトに"Have you got snow?"と話しかけられどのような意味なのかわからなかったです。とりあえず「うん、外で友達と遊んだよー」って返しときました。
あとはYou've got something to doで「やらなければならないことがある」など。
・make sense
最頻出フレーズその2。It makes sense.「それならわかる(納得・理解できる)」やDoes it make sense?「わかる?」ですが、とにかくこれも文脈と感覚による。
・Do you see what I mean?
最頻出フレーズその3。上のDoes it make sense?と同じように翻訳できますが、そっちが「意味わかる?納得できる?」という意味合いであるのに対し、こちらは「私の言ってることに追いつけている?」みたいな感じです。ニュアンスの違いって難しい。
ちなみにI see what you mean.と相槌を打つこともできます。
・To be honest
最頻出フレーズその4。honestlyと一単語にしてもまったく同じ意味ですが、このフレーズで使われることの方が格段に多いです。「正直なところ」と会話を始めます。
スラングのimao*と似た感じなのかもしれないですね。
*in my arrogant opinion「ぶっちゃけ」の略、恐らくアジア英語。でも他の英語圏でもMaybe it makes sense「伝わる」はず
・shame/ such a shame
shameって慣れるとすごーく使いやすいです。恥ずかしいこと、ではなく「残念」という意味です。日本の学校で「残念」にあてられるpityはあんまり使われない、というか使ってる人をまったく見ませんでした。
such a shameとも言うことができます。
・poor you
「かわいそうに!」という意味。病気にかかっていた頃のことを話したときによく言われました。相手への同情でThat's too badというフレーズを学校で習うかと思いますが、こちらも上と同様使っている人を全然見たことがない。
感覚で使うフレーズがいくつかありましたが、日常生活の中で身につけたり、日本にいたとしてもこういう時はこのフレーズって使えるかなと日々の中で考えることが大切なのではないかなと思います。
次回は留学で一番学んだのではないかと感じた助動詞についてまとめます。
イギリスでのLGBT、同性愛者について日本人が考えること
今お世話になった人にお礼の手紙を書いていて、「みんながあなたの優しさに魅力を感じていた(みんなあなたのことが人間的に好きだった)」というような内容を書こうとした時に手が止まり。
人間的に魅力があるってなんていうんだろう…?
と、英英辞典を引いてみました。
fascinatedが恐らくこの文脈に当てはまる単語で、二つ目の候補で考えていたattractedは性的に惹かれるって意味合いがあるらしいです。間違えて使わないようにしなきゃ。
ところで、私たちが惹かれるのは異性でしょうか。それとも同性でしょうか。
最近よく話題になる同性愛やLGBTについて、イギリス留学の中で一日本人として感じたことを今日は書こうかと。
元々、私はジェンダーの問題に興味があり男女の違いやいわゆる男社会などに関心を持っていました。
なぜ興味があったのかと言われるとわからないです。でも、女性として思うことがあったのかも。
その関心は同性愛にも向いていきました。生物学的に本来は男女が惹かれ合うものなのに、体や心のあり方によって同じ性に魅力を感じるって不思議だなって。どちらの性でもないバイセクシャルも、正直未知の世界です。
日本でもようやく話題に上がってきて、でもいまだ先行きはなかなか不安定。先日もLGBTトイレを推し進めようとする取り組みに批判が集まったりしていましたよね。
日本のことを悪く言うつもりはありません。
それでも、ああでもないこうでもないと批判してせっかくの取り組みが下げられてしまうのはもったいなと感じます。レインボーシールを貼られて当事者が批判するのって、LGBTの象徴であるはずのレインボーカラーを後ろめたく感じているからなのかなと。
で、その後ろめたさは、結局社会の受容不足から来ているわけで。
さて、イギリスはというと、とりわけロンドンは同性愛が非常に盛んであると感じます。
初めて感じた衝撃としては、大きなランドマークのある観光地トラファルガー広場前の交差点でのこと。
本来は歩く人と立ち止まる人で表示されるはずの信号が、男性のマーク(♂)同士が繋がっていたり女性のマーク(♀)同士が繋がっているものでした。
ロンドンの中でもとりわけ中心地に位置する観光地、トラファルガー広場。
そんなところでこうやって男女や性を象徴するなんてすごく面白いし、日本人にはない感覚なのかなーと思いました。渋谷とかでやったらまた批判されそうだし。
また、ロンドンに留学していた友人は周りの友達がゲイばっかりだったと笑っていました。私は残念ながら同性愛者の知り合いに出会う機会はありませんでしたが、ロンドンの電車や街中ではちょくちょく見かけました(ちなみにパリにはもっとたくさんいる印象だった)。
そして。ロンドンのウエストエンドで私はミュージカル「Kinky Boots」に出会いました。
去年日本でも公演があったので、知っている人も少なくないかも。女性パフォーマー"Drag queen(ドラクィーン)"として堂々と自分らしく生きていく男性と、彼(彼女)に影響を受けて独自のビジネスを展開させていく靴屋の男の人のストーリーです。
内容が内容だけに、同性愛カップルと思われる人がたくさん観に来ています。たまに子どももいます。どう思うのかは別として、こういう内容を子どものうちから知るってすごく面白いなーって。
ストーリーとパフォーマンスは最高です。楽しすぎます。観客の盛り上がりが他のミュージカル作品と比べても半端じゃない。
Kinky Bootsでは自分らしくいることの大切さや、それに伴い同性愛やLGBTについて考えさせられます。といったらなんか真面目だけど、例えパフォーマンスであっても堂々と女性らしくいる主人公はものすごくかっこいいし、それを楽しむお客さんの雰囲気も好きです。
勢い余って話が逸れてきました
上で日本のLGBTトイレの取り組みについて触れましたが、私の留学していた大学にはGender Neutral Toilet(男女共用トイレ)がありました。
一回中に入ったことあるんですけど、なんとタンポンが普通に置かれてて。女性トイレでも見たことないのに。あまりにもオープンすぎてびっくりの連続でした。
逆の話。
キリスト教の教えから自分は同性愛に賛成しないというクリスチャンもいました。でももう一人のクリスチャンはそういう風には思わないと議論していたので、解釈は人それぞれのようです
日本では同性結婚も、結婚とほぼ同等にみなされるパートナーシップ制度もいまだありません。
でもきっとその前に、少なからずネガティブに捉えられるLGBTはもっとカジュアルに受け入れられてもいいのではないかなと感じました。
-------------
参考までに。BBCはこのような記事をよく扱っています
ウエストエンドライブ2018に行ってきた
待ちに待ったこの日
West End LIVE!!!!
私もこっちに来てから初めて知ったのですが
年に一度ロンドンで行われている、ミュージカル作品が一気に見られるという素晴らしすぎるイベント。今年で14回目だそう。
しかもフリーライブなんです。無料。
それは行くしかない…
実はミュージカルが大好きで、ロンドンに来るときはほぼ毎回何かしらを観劇しています。
ミュージカルが好きな人、行ってみたいけど英語だし理解できるかなぁって人、舞台なんて全然興味ないよって人、もう誰でもいいです。全員行くべき。
というのも、日本で舞台や劇団四季を観に行こうとすると一万程度は軽くかかるわけで。
一方ここロンドンのウエストエンドでは日本よりも、あのアメリカのブロードウェイよりも安く観劇ができます。
舞台文化は日本ではなかなか一般に浸透していないし、それはこっちでもそうみたい。
でも、こういう機会があれば色んな人が気軽に訪れられますよね。
サイトで調べても日本語での情報がほとんどなかったので、2日間のレポをお伝えしようと!
【セットリスト】
2018年は以下の通り。でも、他の年のセトリも見たところ毎年ほとんど変わらないように見えます
見づらい場合ウェブサイトからどうぞ
→Official Website | West End LIVE | 16-17 June
人気の作品は
Wicked
Les Miserables
Heathers (期間限定公演らしい)
Tina
あたりかな~歓声や盛り上がりからして。
【当日の待ち時間】
お気に入りの作品に間に合わず当日並びながら音漏れを寂しく楽しむ…ということにならないために。(私は大好きな二作品を逃しました。)
初日の土曜日、11時からのスタートということでそれぐらいに行けばいいかなーと軽く見ていました。
ところが
11:15ほどに到着したところ、既に長蛇の列。結局中に入れたのは1時間後…
2日目はこの失敗から学んで、かなり早くからスタンバイすることに。
12時から始まるこの日には10時過ぎに着いてしまい、その時はさすがに下の写真の右端程度、ナショナルギャラリーの前あたりまでしか並んでいませんでした。でも先頭の人ってどれだけ早くからいるんだろ…
朝ごはんを食べて1時間後(開場時間ぐらい)に戻ってきたところ、なんとあんなに短かった列が見えないほど伸びており…
結局、オペラ座の怪人の劇場あたりから並び始めることに。
ちなみにここは先ほどの場所から歩いて5分はかかります。
とはいえ開演1時間前に並んだこの日は、30分しないほどで中に入ることができました。一安心。
最終的に2日目はレスタースクエアまで列が伸びたらしく、初日を上回る4万人もの来場者だったとか。
【見る場所】
会場であるトラファルガー広場は非常に広く、どこに立ってコンサートを楽しもうか悩むところです。
1日目はViewing areaというかなり離れたところから、2日目は階段を降りたところの柵の前を取ることができました。柵があるお陰で実質一番前になり、非常に見やすかったです
一方、意外とViewing areaもかなり高いところに位置しているのでそれなりに前の列まで食い込めばそんなに眺めは悪くありません。
【感想】
大好きな作品を見られなかったり意外なほどの列ができたりと、やはり無料のコンサートならでは(そして自分の準備不足)のハプニングはありましたがとってもとっても楽しかったです。
何より、今まで名前は知っていたけど観たことのない作品、名前も知らなかったけど意外と人気のある作品などコンサートを通じて新しいものにもたくさん触れられたのがよかったなと。ちなみに私はオペラ座の怪人があんなに素晴らしいものだとは思っていませんでした…近いうちに必ず観に行く!と決めた次第です。
West End LIVE、イギリスを留学していたらぜひとも参加してほしい!筆者のススメでした。
イギリスの日本食:ロンドンのうどん屋「KOYA」
帰国まで、いよいよ一ヶ月を切ってしまいました。
いやー。寂しい…
残りの生活も大事にしていきます。
今回の記事はロンドンにあるとーっても美味しいうどん屋さん「KOYA」について
そんなに情報的な記事じゃないです。ただの思い出話(笑)
また時間があったらイギリスの日本食記事を書こうかなと思い、一応特集にしました。
イギリスの色んなところに行く度に日本食のリサーチは欠かさないので…でもほんとに、それだけ日本食の需要があるし広がってるってことなんだろうね。
KOYAはロンドンの中心地、ソーホー(SOHO)に存在します。
こや ソーホー店
50 Frith St, Soho, London W1D 4SQ イギリス
+44 20 7494 9075
https://goo.gl/maps/4DBJYiHR1JU2
最寄り駅はLeicester Square, Piccadilly Circus, Tottenham Court Roadなど。近くにプリンスエドワード劇場(当時はアラジンが上演されていましたが、現在はメリーポピンズ)があります。
メニューはたくさんあり、「ひやひや」「ひやあつ」「あつあつ」の中でそれぞれ5つぐらいはあったはず。日本だと冷たいうどんか温かいうどんしかないけど、ここは温かい汁の中に冷たいうどんが入っている「ひやあつ」もあるところが面白いですね。
サイドメニューも充実。アップルサイダー(お酒)で煮込んだ豚角煮はほっぺたが落ちそうなほど美味しかったです…少しだけお値段は張るけど、日本食が恋しい人はぜひ。
KOYAには今まで二回行ったことがありますが、土曜の18時頃であればかなり空いていました。金曜の19時はアウト…30~40分は待たされたでしょうか。
というのも、私はその時お一人様で来ていたのですがちょうど一気に人が入ってしまって回転率がだだ下がり。
2時間後にバスに乗らなければならなかったため、焦りとともにさすがにいらいらしていました。
その間、何度も店員さん(イギリス人かな?)が待たせてごめんねって声を掛けてくれて。後ろの人が初めてのうどんだったらしく、メニューの解説してくれない?と話しかけられたのでしばらくお喋りしながら待ち続けました。
やっと席に座れて注文をする時に、ちょっと急いでるんだけどこのメニューは早く作れそう?と聞いたところわざわざ急ぎで作って!と厨房に頼んでくれて。
待っている時に観察していて、どうやら「あつあつ」や「ひやあつ」は混雑時は時間がかかる模様。私の注文した「ひやひや」は秒ででてきました。笑
くるみだれのざるうどんを頼んだんですけど、たれの濃さが半端なくて美味しすぎた。
また途中でさっきの店員さんが「待たせてごめんね、どう?美味しい?」って話しかけてくれたので、ついでにフライトが遅延したせいで帰りの電車を逃したこと、代わりに取った終バスまで時間があったのでまたここに来たことなどを話したら「いい時間の使い方だね。また来てくれてありがとう」って言ってくれました。
しかも、サービスだよって言いながら無料でお漬物をくれました。本当はサイドメニューでわざわざ頼むやつなのに!すごく気を遣って優しくしてくれて、いつもは寂しい一人ご飯もいい思い出になりました。
っていうエピソードを書きたくてKOYAのことをひとつの記事にしました。
味だけでなく店員さんも非常によかった。ただ、他の日本料理屋にも言えるけど混雑時は少なくとも15分は待たされるので18時頃には行くといいかもしれませんね。
留学先で触れた生の英単語・フレーズ
ずっと書こうと思っていた記事にようやく手をつけます。
「生の英語」
これを求めて日本での勉強にとどまらず、海外に飛び出したいという方も多いと思います。
短期だ長期だとか色々言いますが、どんなに短い留学もしくは海外研修でも触れられるもんは触れられるんです。そして、それは日本にいる限り絶対にできないこと。
私は高校時代に海外研修としてニュージーランドに3週間滞在し大学の今はこうしてイギリスに1年弱います。
ニュージーランドといえばかつてイギリスに支配されており、イギリスの名残を残していますがやはりオセアニアや民族ならではの色をより強く感じます。英語もニュージーランドならでは?の表現があったり。
何が言いたいかというと、生って本当にそこに飛び込まないとわからないものです。そんな「生きた」表現を紹介することで海外生活や留学をより身近に感じてもらえたらな、と。
とりあえず今回は(次回はあるのか?)思いついたものをランダムに紹介していこうかと思っています。一部はエピソードつき。
・discussing
私が初めてこの表現を聞いたのは、語学学校から大学の寮に移動してすぐの頃。引っ越してきた時からフラットのキッチンの汚さには圧倒されており、ついにアコモデーションスタッフから警告のメールを受信しました。
フラットメイトが集まり、キッチンの掃除を始めることに。一人の女の子が持ち上げた鍋の底が汚れており、テーブルに跡が残ってしまっていました。
"That's discussing!"
怒りながら彼女が発した言葉がこちら。「ちょっとこれどうなの?」という感じでしょうか。考え物だというのがdiscussに由来するんだと思います。
・That's~
上の続きで紹介します(今思いついた)
普通、状態とかを表す時ってIt's~って文法で習いますよね。でも印象としては、むしろThat's~の方が多用されている気がする。文脈依存というか、こっちの方が会話において前の相手の話をすくって喋るのにより直接的なんでしょうか。
イギリス人にこのことを聞いてみたところ、That'sは口語表現なんじゃないかとのこと。だから文法ではやらなかったんですかね。
・Fair enough.
こないだフラットメイトが多用してました。今でもよくわからないので、これを機に調べてみました。
「それならわかるわ(なるほどね)」というニュアンスでしょうか。
・Good to see you
これ!めっちゃ使う!!初めて会う人に主に使います。
Nice to meet youが初めましてという最初の挨拶だとすれば、Good to see youはその人との別れ際、もしくは会話の終わりに「あなたと会えて(話せて)よかった」と言うことが多いです。楽しかったというありがたみをさらに伝えたければ、Great to see youと表現することも可能です。
・I'd love to~
I'd like toのさらに上をいって「ぜひとも(心から)したい」というような意味合いなのだと思います。こっちに来てからこの表現を使う人をたくさん見てきました。
・You're welcome to~
これも非常ーーによく使われます。「私がぜひしたい」というI'd like toに対し、こちらは「ぜひそうしてほしい!」「大歓迎だよ」と相手の行為に対して好意を示す表現です。
例えば誕生日にBBQをやるんだーと友達に伝えたとします。そこで「いいね!私も行きたいなぁ」と言われたとき、"Sure! You're very welcome to join us!"などと返すことができます。ここで使ったYou're very welcome to~は、先ほどのI'd love toに対応すると考えればわかりやすいかと思います。
・massive
日本人でこの形容詞を使う人はあまりいないのではないでしょうか。私も意味は知っていたものの、会話はおろかライティングなどでもまったく使ったことがありませんでした。
が、人々はものすごーくmassiveを頻繁に使います。覚えているエピソードとしては、以前フラットメイトと日本の話をしていた時に「日本は経済大国だよね」と言われ、彼がeconomically massiveと表現していたのが印象的でした。
ちなみにアメリカはどちらかというとhugeと表現するイメージです。イギリス人はあまり使ってません。
・explore
この街のカフェを開拓しよう、などの文脈で使うかも。実際イギリス人が使っていた例は、私の働いているカフェにキリスト教徒がたくさんいたため、"You have opportunities for exploring Christ here!"「キリスト教を知るチャンスね!」と言われました。知る、考えを広げるというような意味合いもあるのかもしれません。
・Hi there.
これは接客で使われます。私自身も影響されて接客のときによく使ってたのですが、なぜthereがつくのかわからず…またいい記事を見つけたのでリンク貼っときます。このサイト、すごくいいですね(だからといってそちらに移行しないでくださいね汗)
気付いたらあっという間にリストアップできました。まだまだあるので、これは恐らく第二弾もあるかと。自分が今までに学んだことの振り返りにもなるしね。
もしかしたら他の英語圏もしくは地域ではこれらが当てはまらない可能性もあるので、それはそれで違いを楽しんでくださいね。
イギリス周遊記: アベリストウィス(ウェールズ)
イギリス周遊記第二弾
今回はウェールズにあるアベリストウィス (:Aberystwyth。つづりがなんとなく不自然に見えるのは、ウェールズ語の文字の並びによるのだと思う)
ここに旅行で来る人がどれほどいるのかわかりませんが、確実にマイナーな場所。ウェールズだし。
イギリスに来るまでろくに地理を理解していなかったので説明すると、ウェールズはイギリスの南から北東部にかけて土地を占めるイングランドの横、西側に位置します。
イングランドの人がEnglishと呼ばれるのに対し、ウェールズ人やウェールズ語はWelshといいます。(スコットランドはScotish)
こちらがウェールズの国旗。
この国旗を始めとしたウェールズの歴史について面白い記事があったので、リンク貼っときます
イギリス国旗にないウェールズ国旗 レッドドラゴンの深い歴史 - イギリス・ウェールズの歴史ーカムログwww.rekishiwales.com
さて、なぜこんなところに来たかというと
実は20年前に母が語学留学でここに住んでいました。
そして、母は当時私を妊娠していたんです。
つまりお腹の中で私はアベリストウィスにいたということ。そう考えると、なんだか不思議な気分です。
今回、かつて住んでいたところをもう一度訪れたい、娘に自分のいた場所を見せたいという母の要望で連れてきてもらいました。
ウェールズなんて羊のイメージしかなく、来るまでは特別何かを期待していたわけではないのですが、すごくすごく素敵なところでした。二泊三日ののんびり旅です。
一日目のお昼は駅の横にあった大きなパブレストランでラムのスープをいただきました。ヒツジ、ごめん。でも美味しかった
初日に泊まったホテル(The Glengower)は海に面した立地。海を眺めながらの朝食はとても気持ちよかったです。
おじさんがいい味出してる
ウェールズ語!発音も全然わからない、ほんとに面白い
イメージとしてはLとYが多いような。
そういえば夜ご飯はこのホテルに入っていたパブでご飯。ボリューミーで美味しかった~
二日目は丘にのぼって街を眺めました。いつもはロープウェイが動いているようなのですが、この日はお休み。そこまで高くもないので、自力でのぼってきました
絶景でした。ずっと忘れることはないと思います。
そして、イギリスで海を見るのは初めて。このずっと先に日本があると思うと、不思議な気持ち。
お昼は海辺のレストランで。
カラフルな並びが海とマッチしてる。
このような風景をアベリストウィスのアーティストさんが絵に描いていたのですが、本当に綺麗です。お店が一時的に閉まっていたのが残念すぎる。
途中ふらっと立ち寄った雑貨屋さんで店員さんと話が盛り上がったのですが、全体的にこの地の人の優しさを感じました。
母親が私を妊娠してた頃にここに住んでいたことを伝えたので、会話にのって「私もお腹の中から見てたから懐かしく感じるかも?」って言ったら「その考え方すごく好きだわ」、って。
今でも覚えているような、心温まる会話だったなぁ
あとこちらの人は英語がすごく綺麗。でも最近はウェールズ語を話す人が減りつつあるんだとか。店員さんは、家ではウェールズ語を使って娘さんにきちんと英語との使い分けができるように教えてるみたい。
2日目の夜はアパートメント(Park Y Byrn)宿泊。これがこれが、安くて広くて素晴らしすぎました。
ベッドルーム2つ、こんなに大きなソファがリビングにあってもちろんキッチンとバスルームもあって一人£30ってすごくないですか。ここでの滞在もひとつの思い出になりました。
そんなこんなで、どこが見ておくべきスポットなのかも結局よくわからぬままただひたすらアベリストウィスを散策していました。でも、そんな旅の仕方ものんびりですごくいいなって感じた。今回はここに来ること自体が目的だったしね。
ほとんど参考になったかよくわからない記事ですが笑、とにかくここでの思い出は格別でした。
なんだか別の国に来たような、でも不思議と心が落ち着く場所。美しいところでした。
またいつか来たいな。必ず訪れます。