語学学校の先生から学んだ大事なこと
ずっと書こう書こうと思っていた記事、かなり放置していたけどとても大切なことで文字に残しておきたいなっていうのは変わらないので書きます。
今日はタイトル通り、語学学校時代にとある先生がくれたアドバイスについて。
単なるアドバイスではなく、この先にも繋がる大事なことだなってすごく思います。
私たちのクラスのチューター(担任)は、生徒に嫌われるタイプのおばあさんでした。
もちろん私もそのうちの一人で、すごく苦手に感じていた
彼女はDon't~やYou shouldn't~など何についても「not」をつけて否定的に表現していました。
あとは目つきが苦手で…目を合わせると石になるかと思った。ほんとに。
授業ではクラスの雰囲気がどんどん重くなっていき、自然と発言も少なくなって。
いつもは活発に発言が飛び交うクラスだったのに先生が尋ねても誰も答えず、どんどん機嫌を損ねるっていうひたすらのスパイラル
私はというと、とにかく彼女のいる空間が嫌で嫌で仕方なくて、でも授業には参加しなければいけなくて。一人で勝手にイライラして、一方でそんな気持ちは理不尽だからと感情を抑えるべく必死になってた。すごく疲れました。
でも毎日顔を合わせるし英語を伸ばすためにももっと雰囲気のいい空間を作るべきだよなぁと思い、どうにかしてその状況を変えたくて。
そんな時、クラスメイトが私たちのコースのオーガナイザーに添削を受けに行くと言うので私もお供しに行きました。個人的な勉強をどうすればいいか、その頃いろんな先生に聞き回ってたのもあったので。
自分はチューターが苦手だということ、クラスのみんなも同じように感じており授業での雰囲気がとても悪いこと、このままではよくないことなどその時の不安を全部話しました。ちゃんと言うことを考えてたわけじゃないのに、よくあんなに英語で伝えられたよなぁと今でも思う…本当に伝えたいことって伝えられるものですね。
オーガナイザーはそのコース全体を請け負っています。ゆえに、それだけたくさんの生徒と関わっています。100人はいたであろう生徒たちの名前と顔を完全に覚えていた彼女はやっぱり偉大でした。
チューターのやり方が気に入らないからといって私たち生徒が距離を取ってしまうと、埋まる距離も埋まらない。寄り添うべきなのは先生だけでなくあなた達もよ。
って、言われました
あ、そっか
今までのわだかまりが突然胸にすとんと落ちた感覚でした。
嫌だと思う気持ちはあっても文句を言うだけでは始まらない、自分が変わらなければ相手との距離が縮まることはない。
今までまったく気付きませんでした。確かに彼女の教え方はよくない、でもそれを悪く言うだけじゃ何も事態はよくならないんだなって。
その日から、私は少しだけ授業態度を改善しようと試み始めました。
なるべく発言する、先生の言うことにはとりあえず従ってみる。不思議と自分の中で感覚が変わっていくのを感じました。
彼女のことは相変わらず好きではありません。それでも、あのどうしようもなかったイライラの感情が一切なくなっていました。
最終試験で良い成績が取れた時、最後にあのチューターにWell doneって言わせることができて嬉しかったです。
見せつけてやりました。なんなら気が乗ったので少しsmall talkもしました。
あの時オーガナイザーの先生に相談したことで、私は人との関係を改善するための大事なことを教えてもらいました。
自分を見つめ直し、態度を変えればもしかしたら相手も変わるかもしれない。それで変わらなかったらそれまでです。自分は誠意を示したんだからそれでいいんです。
人間関係で悩むことなんていくらでもあります。彼女のアドバイスは、日常やこれからにもずっと役立つ考え方でした。今でも実践しようと心掛けています。
留学での出会いから得た大切な教訓でした。