イギリス学生ビザを獲得するまで ~完全なる個人アプリケーションの道のり~
この数か月、肝をつぶしそうになりながらやったこと
ビザ申請。
いやーーー何度メンタルブレイクしたかわからない…
そうです、もうすぐ旅立ちます。
国はイギリスです
完全に個人でアプライした留学でエージェントも介していないため、
向こうのスタッフに助けてもらいながらなんとかやってきました。
母も寮泊まれるかな~~とか言って着々と500円玉貯金とかしちゃってるけど
サポートはほぼゼロ。最近手厳しい。
このビザ申請までの過程では本当に自分の悪いところが浮き彫りになる出来事ばっかりで、何度自己嫌悪に陥ったかわからない…
それでもしばらく憂鬱タイムを越えるとケロっとして同じこと繰り返すから、我ながらたまったもんじゃないです。
というわけで、自分のミスを戒めるため
そして、もしこのブログをご覧になるイギリスビザ(学生ビザ:Tier4)取得予定の方がいた時のために
申請までの過程をいろいろ振り返ろうと思います。
〈まとめ〉
渡航予定日 9/26
ビザ申請日 9/13
ビザ受取日 9/19
そうです。渡航予定日二週間を切ってからビザ申請、ビザを無事に受け取れたのはたった一週間前。
日付だけ見て安心しないでください。ここに至るまでの過程も非常に長く、また奇跡的なビザ発行の早さもあったので。
注意してほしいのは
これから書いてあることは本当に悪例だから、反面教師だと思って!参考にはしないでほんと!!あとめっちゃ長いです。それでも読んでくれる方はどうぞご覧ください。
〈2017年1月〉
IELTSを受ける。ほぼノー勉にして入学条件のスコアを取れてしまって有頂天になる
しかし嬉しい時は束の間。英検が主催の、ビザ申請には使えない方のIELTSを受けてしまったので大学へのアプライの書類として使えないそうな…とほほ。UKVI IELTSってなんだよ(泣)
〈6月〉
3か月前からビザ取れるらしいよ!と母に言われてビザ申請のことを知る(ビザへの無知さがひどい)。
でもとりあえずUKVI(こっちはBritish CouncilのIELTS)でスコアレポート届かないとだよね~~と思い軽く流す
〈7月〉
悲劇…受けなおしたUKVI IELTSで1月よりスコアが落ち、基準を満たせなかったのでこれだと入学許可証を出せないと言われる(記念すべきメンブレ第一回目)
〈8月〉
7月にスコアが出た時点でもう7月の試験受付は満員(Closed)になっていたので、8月に2回試験を受けなおすことに。
1か月で初回のスコアよりもいい点取ってやる!!と一応意気込むものの、なんとなくだらだらーっとした勉強を続けたのち試験を2回受ける(手ごたえはなかった)
これで私の8万が消えました…はあ
〈8月中旬〉
IELTSの結果出てないからどうにも動けないけどさすがにそろそろ一ヶ月前だよな…ってそわそわした結果、ビザ申請センターの質疑応答セッションに行く。Oh...質疑の相手イギリス人なのか…
私のスーパーレベル低めなリスニングによると
私「まだConditional offerで…どうすればいい?」
相手「Conditional offerでもビザ申請できるよ~」
…エ?ソウナノ??
なんでかについては結局よく理解できなかった。必死に取ったメモを見返してもこの時自分がどう理解したのか解読できない(そんなんだからIELTSでListeningに足引っ張られるんだよ)
相手「Conditional offerならCASとパスポート、オンライン申請用紙を出してネ。 Unconditional offerならこれらに加えて通帳の翻訳(Bank statement)を持ってきてネ」
…エ?Conditionalなら通帳翻訳いらないの??
もう謎すぎる。それならConditionalでビザ取った方が楽やん。
あ、でもここまで書いて気付いたけど
もしかして語学留学としてビザを取った後にUnconditionalでまた申請しろってこと??
いずれにせよ、後からなんらかの手続きをする必要がありそう。でなきゃ半年以上行くのに資金証明がいらないってことないもんね。
友達の話やどなたかのブログによると日本はLow risk countryで信頼があるから資金証明が必要なかったようで、でも私は学校からも質疑応答セッションでも必要だと言われたから何が違うのか謎…。
交換留学だったり会社をバックにした留学だとお金があっての渡航だからってことなのかなあ。個人留学はことごとく辛い…
いまだに謎なことが多くてこのブログが果たして本当に役に立つのか心配になってきたけど、私はめげないぞ。
P.S. 同じ私費留学で来ていた日本人に聞いてみたところ、日本にいた頃に請求額をすべて学校に支払ったため資金証明は必要なかったそうです。
28日ルール(※)が面倒であれば、渡航前に支払いを済ませてしまうのもいいのではないかと思います…。
そんな高額一気に出せないよ!という方、私の家もそうでした。最終的に払いきれればいいので、28日ルールには気をつけてとりあえず粘りましょう。
※28日ルール
: 留学できるだけの財力があるよ!ということの証明をするために、一定の額を28日間自分名義の口座に預けておくこと。28日経過後、記帳して通帳のコピーを取り、翻訳会社に依頼して該当ページを英語に翻訳してもらう必要があります。
〈8/26〉
運命の8月第一回IELTSの結果公開日。
二回目の結果は9/8に出るので、正直ここで取れてないとだいぶきつい。
しかし、思いは報われず前回と同じ5.5。
あと1分野で0.5高ければなあ…と思うものの、分野別に見ても前回とほぼ変わりない。オワタ
とりあえず結果を向こうのスタッフに報告
&、質疑応答セッションの時に言われた話を持ち掛けてみる。
焦っていたこの時期に必死に「ビザ Conditional Offer」などで検索かけてたら、IELTSのスコアが足りなくても交渉してUnconditional Offerにしてみせた方の話を読んだので挑戦しにいってみた。一応、一応はじめはクリアしてたしね!
以下、大学のスタッフとのLINEのやり取り
私「申請センターに聞きに行ったら、Conditional Offerでも申請できるって言われたんだけど…」
ス「CASの発行にはIELTSのスコアが必ず必要だから、達してなければCASはあなたに出せない。そうするとビザの申請もできないわ…」
ス「OH WAIT! maybe I CAN HELP YOU!!
(待って、どうにかなるかも!)」
この文まんまで来た。
どうフォローされるんだろう…と不思議に思っていると、メールに新たなオファーレターが。
pdfを開けばあらびっくり。
Unconditional Offer出せるんかーーーい!!
〈8月下旬〉
というわけでさらっとUnconditional offerをゲットしてしまった後は、質疑応答セッションでも言ってた資金証明を用意。
と、ここでまたもや問題発生
28日ルールを証明するために新しく記帳しといて~と、一部のお金を貸してくれていた母が引き出す際にお願いしたものの…
返してもらった通帳を見て気付く。
引き出す前に記帳してって言い忘れた……
お陰で大学に必要と言われていた資金を1000ポンドほど下回ることに。でもこの資金自体は28日間あったんだからクリアじゃね?とかいって適当に正当化し始める。とりあえず翻訳会社に出してみよう。
〈9/1〉
翻訳の見積り額を振り込み、依頼完了。
この日は旅行中で、前日に近くに銀行がないからって振込を諦めちゃったんだけど少なくともこの日までに速達で頼んでなかったらだいぶ危なかった…早めってほんと大事。
〈9/4〉
翻訳ができあがったとのことで(迅速…!)、確認用に送ってもらったpdfを大学のスタッフに送ってみる。すると
ス「1000ポンド足りないよ!」
やはりそう来てしまうよね…。
交渉してみたんだけど、
ス「今すぐ1000ポンド払ってくれればCASを発行できるけど、そうじゃないと発行できない」
とのこと。
個人留学はお金には厳しいんだねきっと。
〈9/8〉
さあその振り込みをどうするか。
デポジット支払いのようにオンライン決済できるかと思いきや、それはデポジット限定のようで…
まあ、手段は海外送金だよね。
この週はインターンだったので銀行に行く時間がなく、なんとかインターン前とお昼休みに銀行に駆け込んで海外送金を試みたところ…
・私のカードだと海外送金できないかもしれない(なぜ)
・通帳にその日の朝(父から)振り込まれた多額のお金の資金元を明らかにする書類がないと、マネーロンダリングの対策で送金ができない
OMG。
サイトに載ってた書類全部持ってきたのに…
マネーロンダリングも知らないよ~~
タイミング悪く父が借りられたお金を振り込んでしまったため、「父の口座からで申請して国から降りたお金です」と口で説明しても父の口座のコピーか原本が必要とのこと(あるわけないやん)。
そもそもこっちが急いでるの見てわかるでしょ。書類はあるんだからどうにかしてくれって言ってるの。
どんなに態度で示し私にしては交渉を重ねても、銀行員の態度が一ミリも変わらない…(この日から銀行員がきらいになってしまった)。
そして、夜に今までで一番のメンブレ。
仮に月曜にできたとしても、海外送金って4,5日かかるから来週末に届くかどうかぐらいじゃん…2週間切ってるどころじゃなくなる…
と、メソメソしていた時に神のごとく返ってきた大学スタッフからのLINE。
ス「こっちでも1000ポンド下ろせないかやってみるね」
そこからどういうわけか向こうのスタッフが私のカードから1000ポンド引き出すことに成功したらしく、「来週、少なくとも火曜日までにCASを発行するよ!」とのこと。
このメソメソを聞いてもらうと、
ス「わかるよ…CASを待ってる多くの生徒を見てきたから、ナーバスになるよね。
でも10/9までに入れれば大丈夫だから!」
もう泣いた。優しすぎる。
この日は本当にスケジュールも感情も目まぐるしい一日だった…
〈9/11〉
夜にCASの添付されたメールを受信!!!
すぐさまビザのオンライン申請に取りかかる。
この時日付が変わる直前で、すぐにオンライン申請してなかったら窓口申請一日遅れてた。何度も言うけど、本当に早めが大事…
ちなみにオンライン申請は3時間ぐらいかかりました。ビザ発行を拒否されないようにっていうのだけ考えてあまりにも慎重にやってたらめちゃくちゃ時間かかった…3時にようやく終了。この時にPriority serviceやSMS serviceが選べたので、事前に清算してしまいました。
〈9/13〉
オンライン申請から最短2日後でこの日の朝一番を指定。
いよいよVFSビザ申請センターへ。
書類を出しに行くだけとはいえ、みんながブログで言ってたのを散々読んでたのもあって緊張した…。
というか、とにかくここまでの道のりが長すぎてやっとかっていう思いと実感のない気持ちが並立してて変な感じだった。
入口で持ち物チェックとボディチェックを終えて中に入ってからは、確か15分くらいで受付に呼ばれて。
質疑応答セッションではイギリス人に対応してもらったし、大学から来た書類にinterviewのポイントが書かれてたから面接みたいなのがあるのかなって緊張してたけど
実際は日本人のスタッフに書類を渡すだけでした。
いざ出そうと思ったら
「追加料金で書類の最終確認ができますが、どうされますか?」
と…
最終確認にもお金使わせるのかよ(白目)
後日談ですが、最終確認にお金を使った子は支払い直後に
「CASだけで十分です」
と言われたそうです。
その一言を聞くためだけに2000円…イギリス恐ろしや…
私が唯一言われたのは、
書類をバーコード別にソートする紙は前の週から必要なくなったそうな。
どこにも書いてなかったやないかーーーい
書類提出のあとは写真撮影で別の部屋へ。
指紋認証をしたら終了!
帰り道もなんだかふわふわした気分でした。
ビザゲットできますように…渡航予定日まで残り13日。
〈9/19〉
果たして私のビザは間に合うか否か。
勝負はこの週末、最悪次の週も覚悟していたのに
朝一番にSMSが届いたのはなんと祝日の翌日であった火曜日。
もう、ソファから飛び上がりました。
でもまだ結果が到着したってだけで、ビザが通ってるかどうかわからないのがまた面倒なところ。
数時間後にVFSへ行き、結果を受け取りました。
結果は…
"Your application for a Visa has been successful."
やったーーーーーーー!!
ついに留学の夢が叶ったんだっていう嬉しさとここまで大変だったなっていう安堵と、来週旅立つことが確実になったこの感情の渦巻きといったらもう。
エージェントを通さず自分の大学を通さず、本当になにもかもやるっていうのは留学前から本当にきつかった。でも、自分の悪いところを知りつつひとつの大きな過程を全部自分でやりかったんだから、だいぶいい経験になったよねきっと。
初めての長期(言い方によっては短期)留学、異国での生活、一人暮らし。
何もかもが新しくて本当に未知だけど、頑張ります。
May this experience make me go much higher! I shall keep trying.
てわけで、一年間イギリスや留学についての記事になりそう。
基本的に大衆向けの文ではなくあくまでも自分が書きたい時に書いてるだけだから、個人的なものになるかもだけど。
ではでは!
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんがビザとともに無事に渡航できることを願っております。