キママブログ

学生時代にイギリス留学を経験し、現在社会人2年目です。最近は書きたい時に書きたいことを書いています。留学やイギリス関連はバックナンバーをご参照ください。

他人本位の自分

 

 

最近、欅坂の曲にハマっています。

 

かっこいい曲調、若い女の子たちが歌うからこそ味が出る歌詞

 

センターの子に重荷を負わせすぎではないか、全体的に無理をさせたパフォーマンスが多いのではないかと疑問を投げかけたくなることもあるけど

彼女たちが全身全霊で投げかけてくるメッセージには考えさせられるものがあります

 

 

真っ白な群れに悪目立ちしてる

自分だけが真っ黒な羊

―『黒い羊』

 

孤独なまま生きていたい

だけど一人じゃ生きられない

―『アンビバレント

 

メジャーな曲たちが主に語るのは、大衆に埋もれた個の存在

後ろ指をさされ、かき消される少数意見

 

私たちはいつから一人になることを怖れ始めたんだろう

いや、周りと違うことで一人になると思うようになってしまったんだろう

 

当の私も周りと差を感じることが大の苦手で、夏に楽しそうに仲間たちと花火に行く写真をインスタなどで見かけてはよく落ち込んでいたものでした。

別に家族と見たっていいのに。夏に花火を見なければ友達がいないってことにはならないのに。

 

かつては私もそんなこと気にしてませんでした。友達に地元の花火大会に誘われても、うちは毎年家族と見るのが恒例なんだって断っていた

 

それがいつからか、友達と行かずに家族と過ごす花火に対してなんとなく肩身の狭さを感じるようになった

 

最近のクリスマスはもっぱら恋人と過ごしているけど、この前2年ぶりに味わった日本のクリスマスムードは恋人のいない人にとって明らかに居心地の悪いものだと感じた。

1年半前、イギリスでは…みんな実家に帰っちゃって、店もことごとくお休みでとにかくしーんとしてた。笑 その中でも残った人たちでささやかにクリスマスをお祝いしたのはなんだか平和で、とっても楽しかった。

 

 

話は変わるが、SNSに投稿するために定番のお出掛けスポットに行く人々にも疑問を抱く。

もちろん私だって興味はあるけど、「その場所に行きたい」より「そこにお出掛けしている自分を見せたい」が知らないうちに先行しているのかもしれないと思う時もある。

 

だから基本的にはその場所に行った後で事後投稿をし、余韻や思い出に浸るというやり方を取っている。

 

昨日かおとといの話だけど、インスタで知り合い3人が同じ日にひたちなか海浜公園のネモフィラをアップしているのを見かけた時はげっそりしてしまった…混雑のあまり、GW期間中は都内から車で4時間以上かかるとかなんとか。

 

 

いつから相手ありきの自分になってしまったんだろう。見せる姿を意識するようになってしまったんだろう。

 

華やかなことばかりでなくていいのに。一人の時もたくさんあったっていいのに。暇な時間だって持った方がゆとりがある。

 

それでも私たちは型にはまったことをしたがる。群れていれば安心だし、自分で自分をどんどん忙しくする。

 

安心と自由は、時に比例しない。

 

 

でもそんな自分を演じることにちょっと疲れてしまった時、こういう陰のある曲って背中を押してくれる。歌詞に思いを馳せ、電車からふと外を眺めるその瞬間、ちょっぴり私が私でいられるのかもしれない。

 

そんなことを考えました

 

 

完全に思いつきの記事なので、気が変わったら下書きに戻しちゃうかも。

グローバル人材の落とし穴

 

就活が本格スタートしてしまった

 

 

お久しぶりです。

就活が始まってからというもの、説明会地獄とエントリー地獄に見舞われやっと落ち着いてきました。

 

実は2月に書いて下書きに置いたままの記事があったので、続きを完成させます。

 

 

簡単に私の就活的近況を振り返ると

冬のインターンには全落ちしたため、2月は遊びまくってました。ちょこちょこ就活はしてたけど、本選考も全然です。

 

インターンに落ち、自己分析も迷走。

 

どこを受けよう、何を目指そう

1月はだいぶ弱っていました。

 

だから2月は周り、特に大人と話をしたかな。

 

バイト先の10歳以上離れた先輩たち、母の友人、就活をしている中で出会う企業の人たち

 

もちろん年齢の近い友人と話をするのもいいけど、大人って自分より何年も生きてるから考え方も成熟してるし経験も豊富。

その人たちに「大丈夫」って言われるとかなり安心するし、前向きになれます。

 

 

さて、最近は就職の面でもグローバルという言葉が馴染みとなってきました

 

留学経験はグローバルなことでしょうか。

答えはイエス

 

留学生はグローバル人材になれるでしょうか。

これも基本イエスだと思う

 

では、グローバル人材は日本の企業に歓迎してもらえるでしょうか。

答えは必ずしもイエスではない気がします。

 

グローバルと叫びながらも、日本はまだまだ日本のままです。正確に言えば着実に時代の変化に追いつこうとしてはいるけど、時間がかかる。

留学経験のある友達も、日本はやっぱ日本だよ!って言ってた

 

 

もちろん業界や企業によってはどんどん海外で活躍したい!得意の英語を使いたい!という人は歓迎されるでしょう。

 

ただ、仕事ってそれだけじゃない。夏に受けたインターンの面接では、面接官に「国内での仕事ができることが前提」と言われてはっとした部分がありました。そりゃそうだよね。

 

留学中や帰国直後の私は、いささか「留学生」「海外経験者」というレッテルや外国での経験を日本人や日本の文化と変に比べていたような気がします。

 

日本は何でも空気を読んだり、無駄に気遣うところが重苦しい雰囲気を作り出す。それに対し海外のオープンで気さくな雰囲気の居心地のいいこと!

 

などと、日本を見下すような考えになってしまいそうな時って海外経験者ならよくあると思うんです

 

でもたぶんその理屈は違うというか、何か差を見つけた時に海外はよくて日本はダメ!という方程式にはならないんですよね。

 

海外は日本に比べてオープンで気軽に付き合えるな。でも日本は礼儀があって、思いやりに長けてるな。

 

このように、違いを見つけた時に海外と日本の両者の特徴を認めて尊重してあげられることが重要なのかなと。視野が広がるってそういうことだと思います

 

 

留学中に就職のことを考えた時、日本企業のいわゆる残業や無理をして会社のために働くのが美徳みたいな風潮って嫌だな。と思ったことがあります

 

それを日本から旅行で遊びに来た友達に話したところ

「でも日系企業も考えてるのなら、日本の風土を持っているわけだしそれに対して嫌だなって一点張りでいることは違うよね」

と言われ。

 

彼女も一ヶ月の留学時、日本のここがよくないなーと思ったそうです。でもそれも受け入れるというか、尊重することの大切さを感じたらしい。

海外かぶれになってもおかしくないのに、一ヶ月でもそこまで考えられるのは尊敬です

 

 

グローバル人材を求めている会社でも、日系であれば(特に大企業)必ず日本の風土はあります。

また、入社して海外に行ける年数と実際に日本にいる年数でいえば確実に国内の方が多いのだから、やっぱりそちらにも意識を向ける必要はあるのかなと。

 

 

グローバルな舞台で活躍したい!

海外赴任がしたい!

 

このようなことを軸にした就活の仕方も十分ありです

 

ですが、なんでグローバルである必要があるんだろう?そういう場が用意された企業にいざ入社した時、自分に何ができるだろう?

ってぜひ考えてみてほしいです

 

私もまだまだ模索中です。自分にとって何が一番の道か、どう最適の選択にしていけるか。なんて口で言うのは簡単なんだけどね…

 

グローバルと働くことを掛け合わせて考えてみました。

回り道をしてもいい

 

日々に追われてどんどん日本人に戻って、

留学時代のことなんて思い出せなくなる時がある。

 

留学前の在り方についてはよく記事があるけれど、留学後のことってあんまり言われない。

留学中は記録のために、これから留学する人に伝えるために一生懸命ブログを書いてる留学生も、元留学生となってしまうと更新が途絶えるなんてことも多い。

 

 

 

留学してから半年が経ちました。

10ヶ月の留学が、帰国後のたった半年にカバーされそうになる。

 

電車に乗っていると隣の人に腕が当たらないように気を遣って縮こまっていたり、毎日通る巨大な駅で人混みに呑まれたり。

 

ああ、東京にいるな、って思う。

そして同時に感じるのは、私が日本人に戻っているということ。

 

とりわけ今は就活生なので、日本の企業に沿ったやり方、うるさいぐらいに就活サイトで細かく指摘されているマナーなど、とにかく日本人学生としての振る舞いが求められている。

 

大学生はなぜ就活に力を入れるか。なぜ就活のためにボランティアなんてやってみたりするのか。

 

それは「新卒がすべて」だから。

 

 

新卒として入社した企業が人生を左右するといっても過言ではない日本。

 

私の母もその考えを持つ一人で、一発目はまず大企業に行きなさいと言ったかと思えば公務員は安定しているからなど、まあとにかく口出しが多かった時もありました。

 

母は自分自身が大学まで成功していたのに、その後やりたいことを追いかけていたら迷走し、結局キャリアとして成功することはできませんでした。

だからこそ私にはそうなってほしくないというのはわかっているし、私もこのまま敷かれたレールを進んでいくことを当たり前だと思っていました。

 

あ、ここまで書いておいて何だけど私がやりたいことを見つけてレールを逸れようとしている話ではないです(笑) 一般的なお話。

 

 

そんな時、敷かれたレールを大回りしている人に出会いました。今の彼です。

 

彼は海外の大学を目指しており、夏に入試と同等の試験を受けましたが希望の大学にはギリギリ届かず。第二志望の大学には行ける点数でしたが、もう一年挑戦することになりました。

 

日本で言えば三浪です。高校を卒業後、一年目の秋から留学生のための必須コース(ファンデーション)で勉強し、二年目の夏に試験に通らず、今から入れても三年目の秋。周りの友人はもうすぐ3年生になろうとしています。

 

どれだけやっても英語が届かず、母と私は日本の大学に行って一年留学でもいいのでは?とよく話していました。

言ってしまえば、たかが英語のスコアで入学できないのならその先も卒業できるまで危ういのではないか。現実を見てほしいと思っていると、次第に彼を待つこともしんどく感じてきました。

 

そのような思いも遠距離の間色んな人に話を聞いていると、少しずつ変わってきました。

 

まず、彼はまだ若い。周りがもう3年生になろうと、結局仕事をすればそれは何年目かが違うだけの話。

 

それから、日本ががちがちな新卒制度を取っているということ。私の友人の彼は、今年就活生だったはずが何もしていなかったようです。それでも友人は「日本の新卒制度が嫌いだし、フリーターでいるより正社員になった方がいいと思った時に就職すればいい」と周りの心配にも動じなかったそう。

 

もちろんそこまで言いきれる人ってなかなかいないけど。

単純にそうだな、ってすとんと腑に落ちました

 

お母さん世代の知り合いにも「20代前半なんて何してもいいんだから!」と言われたり。

 

私は自分が正しいと信じているレールを彼に押し付けているだけなのかも、と感じるようになりました。

信じて自分が突き進むのはいいことだけど、それをやらない人をどうこう言うことはできないかなと。

 

まあもちろん親や恋人の立場から見てそれはついていけないっていう境界線はあるものの、その境界線をもう少し広げてみようかなって思えるようになりました。

 

 

今も就活で自分を見失いそうになります。周りを見て焦って、気持ちばかり後退していきます。

 

でも大事なのは、自分が納得できることなのかな。その時は上手く結果が出なくても、少し回り道しても、やりたいことならそれでいい。

 

ちなみに母がやりたいことを追いかけた結果迷走して上手くいかなかったと言いましたが、それでも母が掴んできたものって必ずあるし、その背中を私が見て成長できているってことだけでも十分意義があると思う。

 

 

 

交通費が安くなるなら遠回りして行こう。

この人ともうちょっと一緒にいたいから、今日は定期を気にしないで帰ろう。

 

人生のルートも、案外そんなものなのかも

 

電車の中でそんなことを考えました。

あ、乗り過ごした…

なぜイギリス留学?

 

留学中はあんなにも書きたいことに溢れていたのに、いざ帰国すると色んなことを忘れてしまうものですね。

 

ひとつ個人的なアドバイスですが、留学中はブログなり日記なり日々自分の考えたこと・気づいたことを書き留めておくといいです。もちろん何を体験したかもだけど、体験って大体何かしら記憶には残っている一方でその時に感じたことって刹那的であっという間に忘れてしまうから。

留学中に自分を顧みる時間を作れるだけでなく、帰国後に留学経験をどう活かせるかを考える作業に必ず役立ちます。

 

 

最近は夢という言葉にぶつかったり、未だ見えない将来とにらめっこして不安になっていることをいくつかの記事に記しました。

 

maguro11rn.hateblo.jp

 

maguro11rn.hateblo.jp

 

そんな不安の中でも、確信を持って言えることもあります。

これからも私が絶対に後悔しないであろう留学国の選択、イギリスのススメについて。

 

 

今回は見出し形式にしてみました 

 

 

 

 

こだわりのない私と、ヨーロッパにこだわる母

 

そもそも私は、留学先に強いこだわりを持っていたわけではありません。逆にここに行きたい!というものがなくて困っていました。

強いて言うなら、高校の海外研修で行ったニュージーランド。しかし長期留学なら大きな国に行きなさいと母に言われました。

 

そうなると、英語圏の二大大国はアメリカとイギリス。一年や二年次に考えていたのは、アメリカでホスピタリティを学ぼうかなと。スターバックスの本社があるシアトルなんていいなと思いを巡らせていました。

 

しかしまたもや母の言葉にて制止がかかります。理由は主にトランプ政権になってしまったことと、アメリカが銃社会であること。

 

そうなるとイギリスしかないやん、最初からアメリカ選ばせる気なかったやんと突っ込みを入れつつも母によるほぼ強制の選択でイギリスに行くことにしました。

 

そんな母親がヨーロッパを強く勧める理由は、一番は自分が留学していたからなのだろうけど、各国の文化や長い歴史を考えてのことだったのだと思います。

 

 

イギリス人って何が楽しいの?

 

前の年のドイツ旅行で初めてのヨーロッパを体験した私ももちろん、ヨーロッパへの憧れは少なからず持っていました。しかし、イギリスへの興味はその中でもとりわけ薄かったです。

 

「天気が悪いと心も閉塞的になっていきそう…」

「食べることが大好きなのに、ご飯にこだわりのないイギリスで生活できるのか」

「服にもこだわりがなくて(母いわく)、一体彼らは日々何を楽しみながら生きてるんだ?」

 

むしろ、イギリスに対する不信感は募るばかりでした。

 

 

天気はそんなに悪くない!

 

さて、期待値が低いまま留学先に向かう前にロンドンで5日間の旅行をしたのですが、そのうち雨に見舞われたのはたった1日。他は晴れや快晴ばかりでした。

 

たまたまなのか…?と疑ったものの、一年の滞在で曇りの日々にうんざりしたことはほとんどありません。私の留学先が海に近く、ここは他に比べて天気がいいんだよと言われていたのも大きいかも。

ただ、オックスフォードの日本料理屋にいた日本人は曇りばかりで…とぼやいていたので、天気も基準に入れて留学先を選ぶとより快適な滞在になると思います。

 

また、晴れの日は人々にも活気が出ている感じがして楽しいです。特に夏は毎日晴れてばかりで、皆が外でひたすら日光浴をしているのを見るのはすごく楽しい。

向こうの人にとっても天気の移り変わりは大事みたいで、イギリス人鉄板トークが天気と言われるのも納得でした。

 

 

ご飯だってまずくない!

 

ご飯がまずいと言われる所以はイギリスの食文化にあると思っていたものの、恐らく日本食が美味しすぎることも大きいのかな…と。

 

私が滞在中にこれはまずい…と引いたことは二回ほどしかありません。チェーン店のASK ITALIANっていうイタリアンレストランは味がないのでやめた方がいいです(笑)

 

また、ロンドンはいいけど田舎のレストランはひどいとか言った知り合いがいましたが、私からすればロンドンの方が無駄に高いくせに美味しくない!と思うことが多かったです。

 

あとかつての留学生でまずいサブウェイを毎日食べていたって話してた人がいたんですけど、よほど課題に追われてない限り自分で作りなよって思います。

というのも、イギリスのスーパーで売られている食材(特に野菜)は値段の割に味がいいです。自炊バンザイ。

 

 

出会った人達の「人の良さ」

 

これはすごく大きいです。滞在中にイギリス国内の色んな場所をめぐりましたが、愛想悪くあしらわれたことはほぼ一度もありません。

一方ドイツ旅行ではニコリともしない人や対応の悪いスタッフをたくさん見かけたし、ロシア語圏に留学した友人たちも人々の愛想が悪いのは当たり前と言っていたので、イギリス人はたとえ建前であったとしてもかなり優しいと思います。

 

また、差別などもほとんど経験しませんでした。フランスに留学していた友人から聞くと、アジア人をみんな中国人だと思っている人もいて、何度もニーハオと揶揄されたとか。

私はアジア人種に対して引け目を感じていたというか、見た目からアジア人としてしか見られていないんだろうなって勝手に思ってたけれど、向こうは分け隔てなく接してくれている印象を受けました。

 

列に並んでいたら前の人に話しかけられたり、レストランのお兄さんが日本のクレジットカードを見て素敵なデザインだねって言ってくれたり。知らない人とも気軽に話す文化は私が大好きなイギリスの一面です。

 

 

”英”語を学べる!英語感覚が広がる!イギリス英語

 

これも向こうに行った後から芽生えた意識なのだけど、イギリス英語に触れられるのはまじで最高です。

 

というのも、日本で教えられるのはアメリカ英語。英語を示すマークも確かアメリカ国旗ですよね。(ちなみにヨーロッパでは英語表記の上にしばしばイギリス国旗がかかれています)

 

イギリス渡航前は、イギリス英単語を見ても本当にこんな見たことも聞いたこともないような言葉が使われているのか?学んで意味があるのか?とよく疑ってかかっていたのを覚えています。

でも、本当に使うんです。イギリス英語の発音と合わせて聞くと、まるで英語でない別の言語のように聞こえる時もあります。

 

そんな、私たちにとって非現実的とも言えるイギリス英語を学んでいると、自然とアメリカ英語との比較をしたり違いを見つけたりするようになります。アメリカ英語を学んでいるだけでは知れない世界をイギリス英語は与えてくれるんです。英語を学ぶこと自体が好きな私にとって、こんなにもウキウキすることはありません。

 

テンションが上がってついたくさん書いてしまいましたが、「私はそんなに英語好きってわけじゃないし…」という方でもきっと英語がもっと好きになります。イギリス英語に染まって帰ってきたあなたは、日本で多くのアメリカ英語に染まった教育や人々を目にするでしょう。

「みんなはアメリカ英語しか知らないのに私は違いを知っているし、聞き取りにくいといわれるイギリス英語を聞くことも話すこともできるんだ!」と思えばちょっと優越感を感じられませんか?

 

地域によってまったく異なる発音やアクセントもハマるとクセになります。私自身、正直これほど英語オタクになるとは思いませんでした。(なお他の語学にはあまり興味が出ず…)

 

 

決してイギリスを一つの国と捉えない感覚

 

これも大切!そして面白い!

 

私たちは日本語でイギリスと言いますが、実際はイングランドスコットランドウェールズアイルランドに分かれています。この区別は非常に明確です。

政府の区分も違うんだけど、なんだったっけ…復習しておきます。

 

私の記憶上、イギリス人が自国をUKと言っていたことはほとんどなかったと思います。

ある知り合い(ロンドン出身)は「ウェールズの人は羊と結婚するんだ」と揶揄していましたが、実際そういう場所にちなんだブリティッシュジョークがあるみたい。

 

イギリスにいる間はぜひそれぞれの場所を訪れたり、イギリス人に話を聞いてみることをおすすめします。

 

 

ヨーロッパ周遊や旅行がたくさんできる

 

これはやっぱり大きいですよね。

今はBrexitEU離脱が議論されている真っ只中ですが、地理的関係が変わることはないので旅行しまくりです。飛行機ちょっと乗れば憧れの国々へまっしぐらです。

 

私は留学中にフランス(パリ)、オーストリア(ウィーン)、ドイツ、マルタ、イタリア(ローマ)の5か国を訪れました。楽しかった~

 

とにかく色んな国に行きたい!というタイプの友人は数えきれないほど多くの国に旅行していましたが、私はひとつの場所をじっくり回るのが好きなのでパリで5日間、ウィーン5日間などゆったりしたプランにしていました。

 

 

 

さて、色々紹介してきましたが

留学したいけど国が決まらない、イギリスに興味あるけどどんな感じなんだろう?といった方にぜひ読んでいただければと思います。

というかここまで読んでくださった方がいたら感謝感激です(ペコリ)

 

結局何かというと、イギリスにまったく興味のなかった私がここまでゴリ推しになるほどの魅力的な国だということです。

 

旅行でもぜひおすすめしたいですが、ロンドンだけはよくないので色んな場所に訪れてほしい。

 

なかなかブログ更新が滞っている状態だけど、もっとイギリス推し特集をしていけたらいいなと考えているところです。

飲みニケーションなしでコミュ力を上げようとした話

 

最近ようやくちょこちょこ新聞を読み始めました。前より読むの上手になったと思う。少しだけ

 

そんな中、先週思わず目を引かれた記事

 

「飲み会は勤務に該当するか?」

 

最近は飲みが苦手、プライベートな時間が欲しいという人(特に若者なのかな)が増えてきていますよね。プライベートにできるはずの時間を会社の人との飲み会に費やさなければならないのであればそれも勤務に数えてほしいという意見があるとのこと。

記事によれば、飲み会は業務にあたる、とする裁判例もあるみたいです。

 

 

さて、かくいう私もそこまでお酒が飲める方ではありません。飲めないことはないけどいまだにビールは苦手だし、そもそもそんなに飲み物を飲まないのでそこまでの量がいらない。

 

飲みが盛んなのは日本の会社や大学だけではありません。イギリスで痛いほど感じました。

 

イギリスといえばパブが象徴的なイメージのひとつ。

そんな中で私が留学に行って直面した問題

 

飲めないとイギリスで生活しづらい?

友達もできにくい?

 

 

ちなみにイギリスの大学生はクラビング(clubbing)といって、クラブで音楽に合わせて踊りながらお酒を飲むことが大好きです。

私はそういうスーパーパリピなことをするのが大の苦手なので、クラブ文化はかなりの壁でした。留学生がよく言う「お酒を飲んで友達を作る」っていうのができなかったんですよね。

 

そもそも日本の大学でも飲み会たるものが基本的に嫌いだったのに、イギリス行っていきなりできるようになるかっていう話。サークルでしょうもない飲みゲーをするのが案外楽しいっていうのぐらいは思えるんだけど。笑

 

語学学校時代にもクラブに行く留学生はいましたが、別に気にしていませんでした。

 

しかし大学に移動し、周りにイギリス人が多くなった途端、郷に入っては郷に従え…?これは飲まないと仲を深められないのか?と不安になりだした自分。

イギリスに来ている=イギリスの文化に馴染むべき=お酒を飲む、クラビングの文化に合わせるべき?

なんて方程式を勝手に作り始めました。

 

 

そんなことを悶々と考えていたなか、気になったことがひとつ

火曜と金曜の夜にあるはずの大学内のクラブ、私のフラットから行っている人がどうやらいない。

 

火曜の夜も金曜の夜も足音だけが聞こえ、酔った人の騒ぎ声が起こることはまったくありませんでした。お隣さんは何回か潰れたことあるけどもう嫌だって言ってたなそういえば笑

 

一方、友人のフラットメイトは0時までフラットのキッチンで飲み、いつもクラブの日はうるさかったといいます。

 

…まあなんか、結局人によるのかなーなんて。

 

留学に行けば英語ペラペラになれるのかっていったら違うのと同じで、イギリス人がみんなクラビングや飲みが好きなわけではないしパブで大量にビールを飲むとは限らない。

 

 

さて、お酒やクラビングを無理にすることを諦めた私は(もし誘われてたら行ってたのかもしれないけど)他の方法で人と仲良くなることを考えました。

 

たどり着いたのは、カフェのボランティアに参加すること。

外国のカフェやレストランで働くのが夢だったんです

 

日本で言われるサービスとはニコニコしながら決まったことを効率よく行い、時には礼儀を示すおもてなし。

対して、私がドイツ旅行に行った時に見たレストランのおじさんはお客さんとの会話を楽しんでいました。料理出てくるのめーっちゃくちゃ遅かったですけどね…めーっちゃくちゃ。

 

でもなんだかそうやって時間にも、やることだけやれっていうルールにもとらわれない働き方ってすごくいいなって。

 

海外で接客をすれば、お客さんとももっとコミュニケーションを取る文化に適応しようと頑張れるのではと考えました。

 

早速大学のキャリアセンターに行って協力してもらい、申し込みメールを送ったもののまったく返信がなかったのをSNSで催促してやっと面接までこぎつけ…

 

結果から言うと、このカフェワークによってコミュニケーション力は確実に上がったと思う。他のスタッフとしゃべる時間もかなり多いし、お客さんと話すこともありました。

それに地元の人が集まるそのカフェにいると、自分もコミュニティの一員になれたような気がして嬉しかった。

 

 

留学して必ず直面するであろう友達問題やコミュ力問題。その延長でパブ文化、クラブ文化のあるイギリスで飲むことや文化に適応することも大事な留学経験のひとつだとは思いますが、無理はする必要ないです。

 

少しだけ勇気を出して一歩踏み出すもよし、機会がない、そういうことをなかなかできなければ他のやり方に挑戦してみるもよし。

留学の形なんて人それぞれ違うし、偉そうに言ってしまえば自分が作り出すものです。

 

そんな結論にのこのこと辿り着きましたが、飲み会やそこでの付き合いは得意でないものの、まあ就職してからのことも視野に入れて飲めるに越したことはないよな…と最近思い始めました。

 

で、今はビアバルで働いてます。バーカウンターの近くに行くとビールの匂いがぷんぷんしてます。

効果は抜群です。立ちっぱなしで疲れたままお酒を眺めてると、不思議と飲みたくなるものなんですよね。

 

まだ働き始めて間もないですが、短期間の中でも飲む回数が以前より格段に増えました。

こないだなんて一杯目にちょっと興奮しながらビールを頼んでみてしまった(とりあえず生、ってやつですね)。

 

 

話は逸れましたが、お酒が苦手でも自分が伸ばしたいと思えばコミュニケーション能力は上げられます。それをどうやるかが重要なんだと思います。

 

ジェネラルな話題と留学を結びつけて考えてみました。

自分らしくいることの難しさ

 

下書きばかり溜めて、新しいテーマを思いつくと前の記事を放置したまま次にいってしまいがち。常にその場の思いつきでやってるし、まあブログ名そのものという感じ。気ままっていいですね

 

これも今日改めて考えてたことなのですが

自分を持っていること、ってどれくらいできますか?

 

今日はいつもと少し方向性を変えて留学ネタから離れ、私の性格上最も苦手とすることである「自分らしくいること」について。

 

 

考えてみると、私は昔からどこか自信がなく、周りに流されやすい、自分と違うものや人を見るとまさに隣の芝生は~状態です。そういう自分がずっと嫌でした。

 

留学もそうです。周りの日本人と比べて、自分の方が色んな人と関わっている、課外活動もしている、といつも心のどこかで張り合っていました。そして優越感で自らを立たせる。

 

一方、せっかく英語ができるのにあまり他の国の人と関わらない、課題だけやって課外活動などはしない、という人もいました。

おまけにあまり色んな人と関わらない理由を「仲良くなりたい、もっと知りたいと思える人がいない」とはっきり言ったんです。自分にはまったくない考えだったし、そこまではっきりしていると私が勝手に感じていた優越感はなんだったんだろう…と虚しくなりました。

 

それから就活もそう。大学の間に様々なことに足を突っ込んだ私と違い、ある友人はサークルに入らず、ゼミも入らずでした。

正直そんなんで就活とか大丈夫なのか?喋れることあるんかって人さまのことを心配していたのですが、彼女は無事にこの夏きちんと内定をゲットしました。正直かなり羨ましい、私が代わりたいようなところ。

ただ最近気づいたのですが、彼女の事務作業を見ると非常にまめです。真似したいようなところがたくさんです。そういうところを人事の方にも見てもらえたのかもしれません。当の本人はお金を得ることが大好きなので、そんなことをアピールしたのかもよくわかりませんが(笑)

 

 

さて、何が言いたいかというと、自分がそれでいいと思えれば正解も間違いもないってこと。結局はそれが自分らしさや己の考えだから。

 

上のエピソードだけでもおわかりの通り、私はすぐ人を自分と天秤にかけようとして上に立てたかと思えば、形勢が逆転しすごいなー…と口を開けて見つめ、羨むというどうしようもない空っぽ人間です。

とにかく比較癖が強く、自信がないんです。自信がないから比べるのかも。

 

そんな性格を少しでもどうにかしたいと思いつつ、そう簡単に変えられるものではないので相変わらず同じことを繰り返している始末です。

 

自分で自分に納得できるって難しくないですか?みんなどのようにやっているんだろう。

 

 

ただ、今日の大学の授業でIndividualism(個人主義)について少し触れた時、オーストラリア人の先生が「自分は母親から『あなたはあなたのままでいなさい。人と違うことを恐れないで』と言われて育ってきた。だから、日本に来た時はお互いを合わせる人々に驚いた」と言っていました。

中でも印象的だったのがお母さんの言葉である"Do your own way"。私の道を進む、私らしくいることってなんだろう…と考えさせられました。

 

振り返れば、これでいいのかと不安になった時は他人の姿を見て同じようにしているからきっと大丈夫だと考えたり、相手と違う自分に後ろ向きになったりすることの連続であったなと。

私は「私」でいることを恐れていたのかもしれません。

 

それはきっと自信のなさであったり、周りをよく見すぎる性格であったり、色んなことが影響しているんだと思います。それでも私らしさたるものに対し、自分がそうでありたいという願望を強く持っています。

 

自分を持つことってなんだろう、と今一度考えてみたかったことをそのまま記事にしてみました。

 

留学がトレンドになる今だからこそ考えたいこと

 

最近ブログを書く動機になるのが私が愛読しているイギリス留学生のブログなのだけれど、トピックのユニークさと話の展開の仕方が本当に上手くて引き込まれる。

それに比べると私のブログなんて愚文…それでも発信していくことはやめないでいたい。

 

 

9月になり、一年前の今頃を思い出すことの多い今日この頃。

 

何を隠そう、9月末に渡航予定だったにも関わらず、私は一年前の今日この日の時点でまだビザが取れていませんでした。もちろん自分の仕事の遅さが一番の原因だけれども、たぶんエージェントに頼らない完全個人手続きだったから。

 

maguro11rn.hateblo.jp

精神を削っていた日々。一応この記事が多少は役に立っているよう。

 

エージェントって留学相談的な存在のはずなのに色々情報を持っていないところも多くて、それなのに手続きをするだけで何万とお金だけを取るから個人的に嫌で…

 

もうひとつは、留学を流行りにしていること。

最近インスタの広告とかで「留学で人生変えよう!」みたいなのをよく見かけるけど、本当にいらいらするので私のインスタに出てくるんじゃないと心のなかで毒づきながら画面をスクロールしている。

 

海外に行く壁を少しでも低くしようとしている試みは理解します。より多くの人に飛び立つ機会を与えるのは大事だし。

 

 

そんな、留学に行くのがトレンドになっている今だからこそ考えたい

 

これから留学をしてみたい人、旅行以外の何かを海外でしてみたい人。

 

あなたにとっての「海外」ってなんですか

 

 

日本人は島国であり、どこに旅行に行くにも費用と時間がかかる(最近はアジア旅行はかなり普通になってきているみたいだけど)

 

とりわけアメリカやヨーロッパなんて、夢のまた夢かもしれない

自分の住んでいるところから地理的に遠ければ遠いほど非現実的な感覚を得られるという話もあるし、そう思うのは当たり前です

 

また、多方面でビッグと言われる国々。ヨーロッパの歴史はすごいし、アメリカンドリームってやつもあるのかな

 

私もそんな見知らぬ世界に夢と憧れを持っていました。

 

ですが

 

海外ワークキャンプベトナムに行った際、滞在中に目にしたのは寝るというよりただ横になるためだけのような布団とドアのない入口を持つ家

イタリア旅行で見つけたのは、観光地に溢れんばかりにいた不法商業者たち

 

実際に現地に行くと、多くの現実を見ることも多かったです

 

でもそれがあるから悪いとかではなくて、そういう「現実」を見たうえでの気づきやその時感じたことを大事にしてほしいなって

 

 

たとえば私は留学生活を通して、海外で生活することの不測のストレスを経験し

今は海外で働きたいという願望が薄れつつあります

 

少し後ろ向きになってしまった自分に否定的になってしまいそうになることもあるけど、現地で生活する中でどうにかやっていくことや現地で過ごさないとわからないこと、感じられないことがたくさんあったことは確かです。それが上で言った「現実」の中で掴んだもの。

 

それが結果的にグローバルな視点や考え方に繋がると思うし、ぜひとも留学で経験してほしいことだなって考えます。

 

見知らぬ土地で見たもの、必死になりながら聞いたこと、自分なりに呑み込んで考えたこと。そして、楽しいも辛いも

海外経験・生活、留学ではこれらのことをたくさん吸収して帰ってこられれば、必ずその後に繋がるはずです。

 

 

秋に行われるらしい大学の留学説明会ではこういうことを後輩たちに喋ってくればいいでしょうか。私が少しでも手伝いになることを祈って。