海外生活での自分との向き合い方
教習所にせっせと通い、バイトにも勤しむ日々。
もし海外でも運転する機会があったら…とマニュアル免許を取ろうとしているのですが、思った以上に面白くてけっこう楽しんでいたり。
運転ってかなり性格が出るらしく、教習中に教官と性格やタイプの話をする中で私は「慎重」とか「頭で考えるタイプ」とよく言われます。
あとは褒め言葉だと、「一つ一つ積み重ねてできていく」とか。
教官によるこのような性格診断、新鮮であり意外と発見もあって面白い
というのも、就活中の自己分析では「思い立ったら即行動」が自分のタイプであり、適正検査でも計画性<行動力を選んでいたから。
でも確かに、言われてみれば頭でばっか考えてる時もけっこうあるなと教習所で気付きました。
教官が「英語喋るのもまず頭で文考えてから話したいでしょ?」って聞いてきた時はビンゴすぎてそういうことかーって(笑)
たらたらと教習所の話をして何が言いたいかというと、人の性格が留学や言語上達に大きく影響するんだろうなーということ。
どうすれば他の人と馴染めるか。
どうすれば異なる環境に馴染むことができるか。
自分のタイプがわかれば、慣れない海外での経験や異文化を持つ人との関わりにおいて役立つことがあるんじゃないかな、と思います。
色々悩むこともあるであろう海外での生活において小さなヒントになるかも。
留学する中で、そして今でも感じる私の欠点は心配性で自信がなく、度胸がないこと。
英語の実力は十分あるのでイギリス人に上手いねって何度も言われたし、発音がわりと良いからか日本人にもペラペラだと思われがち。
でも、自分の気持ちがそれに蓋をかけてしまっているところもあります。
教習所でも「技術は悪くないのに気持ちが追いついてないよね」って言われたし(笑)
もっとフランクに接すればいいのに、上手く喋らなきゃと勝手にハードルを上げて
知らず知らずのうちに肩に力が入りすぎているなんてこともよくあります
たぶんこの癖はずっと続くんだろうな、と思う。
留学を終えて以前よりはコミュニケーションの感覚を得てもなお、バイト先なんかで外国人のお客さんを前に緊張している自分がいます
留学していると、いつも以上に自分の欠点が浮き彫りになって嫌悪感や劣等感が生まれることはよくあると思います。
そのような欠点と上手く付き合い、とにかく場数をこなしていくこと。これに尽きるのかなと。
一方で自分の強みを発揮して成果を得られれば、それも大きな経験になります。
冒頭でもちらっと述べましたが私はわりと行動力のある方で、これやってみたい!と決めたら色んな手段を使って実現しようとしたり試してみたりします。
そのお陰で、病気で発表できなかったプレゼンのリアセスメントを認めてもらえたり(キツかった~笑)、教会のカフェで働くなんていう貴重な経験や人との出会いがあったり。
日本に来た外国人の知り合いを見ていても、人によって非常にさまざま。
日本人と結婚したあるアメリカ人は日本が大好きで、文化の違いがあってもカルチャーショックというよりはどうして違うんだろう?と興味を持つタイプ。
アメリカンジョークは全然抜けていないけど笑、すごく礼儀正しくてフレンドリーです
一方、武道が好きで、日本で働きながら趣味を楽しんでいるイギリス人はどこかで壁を作っているというか…。
そもそも純イギリス人ではなく中東の血が通っていることから、学生時代は学校で嫌がらせを受けたことがありイギリスが好きではないそうで。でも日本ならではの仕事観は合わないらしく、まさかの音楽聴きながら仕事してます(笑) 私たちとの距離も一定は置いてるといった印象を受ける。
そんな彼は日本での生活にちょっと疲れてしまったらしく、少しの間別の国に住むことを考えているそうです。
留学先で知り合った日本語専攻の友人たち(二人とも中学まで香港育ち、10年以上イギリス在住)も、バックグラウンドがほとんど一緒でもタイプが全然違うのが面白い。
片方はイギリス人の彼氏がいるのが大きいのか、性格やノリも一般的なイギリス人に近いです。細かいことは気にせず、一緒にいて気持ちがいい。
もう一方はというと、すごくまめであらゆる所作に日本らしさを感じることが多々。気も回るので、頼りがいがあります。
そんな彼女もいざ留学で日本に暮らしてみると、人間関係や食文化など戸惑うことも少なくなかったよう。
このように、色んな人が色んな形で異国文化や生活を体験しており、時には葛藤もしています。だから留学もほんとに十人十色なんだなーと思う。
あとはやっぱり、自分を見つめ直す時間は増えるのかな…と。
この時間を活用して自分がどんな人なのか、どういう強みや弱みがあり、何をもっとしていくといいのか。たくさん考え、行動することが次のステップをどんどん作っていくのだろうと思います。
初めに話を戻すと
どうすれば他の人と馴染めるか。
どうすれば異なる環境に馴染むことができるか。
これを自分の場合に当てはめると、他の人と馴染むためにとにかくこちらから話しかけていました。
頭でぐるぐる考えてから挑むタイプの私は、脳内で話しかけるシミュレーションを行ってからいざ出陣することも多いので一回一回エネルギーを使います(笑) だからそのエネルギーがない時や、なんとなく勇気が出ない時はフラットメイトのいるであろうキッチンに行かないことだってありました。
一方、ちょっと頑張ってみようとまずは一言発してこちらから話しかける機会もたくさん作りました。話す機会が増え、慣れてくれば以前ほどの勇気も必要じゃなくなってきますよね。あと、向こうが笑顔を見せてくれるととっても安心したものです。
次に、異なる環境への馴染み方。
これはなんだろう…楽しんだもん勝ちかな?日本にはないものを発見する面白さや好奇心があったので、私はわりと楽しめたかなと思います。
例えばイギリス英語やミュージカル、圧倒的な種類を誇る紅茶など、自分の好きなものを探求すると異なる環境や文化も楽しめるんじゃないかな。(紅茶はイギリス行ってからかなり関心高くなりました。紅茶屋さん巡り楽しい…)
前にお酒やクラブ文化についての記事を書きましたが、馴染もうとして無理をするのではなく自分にできることを探すのがいいと思うしいい成長になるはず。
異国の地での馴染み方って、案外自分との向き合い方に直結するんじゃないかなってこの記事を書いてて思いました。
だからたくさん自分と向き合って、たくさん行動してみてほしいです。あとよく言っていることとして、現地にいて肌で触れて感じたことや気づいたことはきちんと記録しておくとすごくいい。
留学から帰国してもう1年、留学が始まった頃からはなんと2年も経ってしまいました。
あの時イギリスで体験したこと、浮かんできた感情、発見…ひとつひとつが私にとっての大きな財産ですが、やっぱり時間が経つと当時の感覚は薄れてしまう。語学しかり。
帰国してからは「しばらくは海外での生活はいいや~」なんて言っていましたが、最近また恋しくなってきたり。大変なこともたくさんあるのはわかっているけど、そういった試練さえもまた経験したいな。
将来的には仕事でも…なんてのんびり考えていますが、実はこの冬にひと月ほどイギリスに遊びに行くつもりです。まずはそれを楽しみに色んなこと頑張ろっと。