留学がトレンドになる今だからこそ考えたいこと
最近ブログを書く動機になるのが私が愛読しているイギリス留学生のブログなのだけれど、トピックのユニークさと話の展開の仕方が本当に上手くて引き込まれる。
それに比べると私のブログなんて愚文…それでも発信していくことはやめないでいたい。
9月になり、一年前の今頃を思い出すことの多い今日この頃。
何を隠そう、9月末に渡航予定だったにも関わらず、私は一年前の今日この日の時点でまだビザが取れていませんでした。もちろん自分の仕事の遅さが一番の原因だけれども、たぶんエージェントに頼らない完全個人手続きだったから。
精神を削っていた日々。一応この記事が多少は役に立っているよう。
エージェントって留学相談的な存在のはずなのに色々情報を持っていないところも多くて、それなのに手続きをするだけで何万とお金だけを取るから個人的に嫌で…
もうひとつは、留学を流行りにしていること。
最近インスタの広告とかで「留学で人生変えよう!」みたいなのをよく見かけるけど、本当にいらいらするので私のインスタに出てくるんじゃないと心のなかで毒づきながら画面をスクロールしている。
海外に行く壁を少しでも低くしようとしている試みは理解します。より多くの人に飛び立つ機会を与えるのは大事だし。
そんな、留学に行くのがトレンドになっている今だからこそ考えたい
これから留学をしてみたい人、旅行以外の何かを海外でしてみたい人。
あなたにとっての「海外」ってなんですか
日本人は島国であり、どこに旅行に行くにも費用と時間がかかる(最近はアジア旅行はかなり普通になってきているみたいだけど)
とりわけアメリカやヨーロッパなんて、夢のまた夢かもしれない
自分の住んでいるところから地理的に遠ければ遠いほど非現実的な感覚を得られるという話もあるし、そう思うのは当たり前です
また、多方面でビッグと言われる国々。ヨーロッパの歴史はすごいし、アメリカンドリームってやつもあるのかな
私もそんな見知らぬ世界に夢と憧れを持っていました。
ですが
海外ワークキャンプでベトナムに行った際、滞在中に目にしたのは寝るというよりただ横になるためだけのような布団とドアのない入口を持つ家
イタリア旅行で見つけたのは、観光地に溢れんばかりにいた不法商業者たち
実際に現地に行くと、多くの現実を見ることも多かったです
でもそれがあるから悪いとかではなくて、そういう「現実」を見たうえでの気づきやその時感じたことを大事にしてほしいなって
たとえば私は留学生活を通して、海外で生活することの不測のストレスを経験し
今は海外で働きたいという願望が薄れつつあります
少し後ろ向きになってしまった自分に否定的になってしまいそうになることもあるけど、現地で生活する中でどうにかやっていくことや現地で過ごさないとわからないこと、感じられないことがたくさんあったことは確かです。それが上で言った「現実」の中で掴んだもの。
それが結果的にグローバルな視点や考え方に繋がると思うし、ぜひとも留学で経験してほしいことだなって考えます。
見知らぬ土地で見たもの、必死になりながら聞いたこと、自分なりに呑み込んで考えたこと。そして、楽しいも辛いも。
海外経験・生活、留学ではこれらのことをたくさん吸収して帰ってこられれば、必ずその後に繋がるはずです。
秋に行われるらしい大学の留学説明会ではこういうことを後輩たちに喋ってくればいいでしょうか。私が少しでも手伝いになることを祈って。