キママブログ

学生時代にイギリス留学を経験し、現在社会人2年目です。最近は書きたい時に書きたいことを書いています。留学やイギリス関連はバックナンバーをご参照ください。

学部に移動して。エッセイの書き方紹介

ついに二学期目がスタート

 

 

今期から大学に移動していよいよ学部での勉強が始まりました。

学部に移動して感じたこと…

(エッセイの書き方を知りに読みに来たんだよという方、もう少し下にスクロールを。話が長い人間なので)

 

10月 大学来る前(アプリケーション時)

「え、3科目しか取れないの?」

 

12月 科目が決まり、タイムスケジュールが出る

「暇すぎる…日本にいる時より時間あるじゃんナニコレ」

 

1月   大学での授業スタート。事前のリーディングが必要と言われるものの、まあ目を通しておくだけで支障はない

「これは何か他のことしないと英語喋る機会さえなくなるぞ…」といいつつ遊ぶ

 

2月 最初のエッセイの課題に取り組む

「!??待って書けない!????」そして読めない。

 

そして行き着いた先

 

 

「学部きびしい…」

↑今ココ

 

 

イギリスの大学は授業数こそ少ないものの、学期中の課題がとてつもなく重いです。

主にエッセイかプレゼンだけど、日本の大学でやるようなものとはまるで訳が違う

 

まず、ひとつのエッセイを書くにあたって文献を何本か読まなきゃいけない。

これがしんどい…

 

日本人は他のスキルと比べるとリーディングにはわりかし強いと思うけど、もう今まで読んできたものとは違いがすぎる。

というかね、長いんです。ほんと。

 

大体どの文献も15~20ページはあるし、なにせ使われている用語がアカデミック&フォーマルすぎて知らない単語ばっかり。理解できないけど、それなりに読み飛ばしていかないと一向に進まない。

 でも完璧主義傾向にある私にとってはかなりきつい作業…まとめの一文に線を引いたところでThusとかThereforeとか書かれてるとついその前の一連の主張を読みたくなってしまうのです。Therefore, リーディングが全然終わらない。

 

 

今も1500wordsのエッセイに追われてて、なんとか読み終わったのはいいもののどこを抜いて書いていくか悩みながらたらたら書いている始末です。ふう。

 

 

こんな私が提案するエッセイの書き方。を今日は紹介してみます

私自身、前回初めてのエッセイに取り組んだとき必死に検索かけて日本人のブログからhow toを学んだので。

 

大まかに

 

1、文献探し(research)はイントロを流し読みして決めていく

2、プリントアウトして読む

3、分析(analysis)

4エッセイの流れや書くことのメモを作る

 

以下にそれぞれの項目の詳細を記しましたので、お時間のある方、切羽詰まっている学生さんはぜひ↓

 

 

1、文献探し(research)はイントロを流し読みして決めていく

 

文献、いわゆるreading materialというやつ。最終的にエッセイの終わりに書くreferenceとなります。とっても大事。

 

文献は与えられる、もしくはリサーチで自分で探すのですが、自分の選んだトピックにいかに関連しているかを見極める必要があります。与えられたマテリアルでも、テーマ的にあんまり使えないものってあるし。

 

とりわけリサーチでは膨大な量のマテリアルから厳選しないといけません。その時に便利なのが、イントロの流し読み。

 

大体どのマテリアルにもはじめにabstract(概要)が載っており、簡単に全体的な話の展開をチェックすることができます。

こういう時は便利な電子システム。私はabstractをWordにコピペしてキーワードとキーセンテンスに色をつけてリストアップしています。

 

 

2、文献はプリントアウト

 

ほとんどの文献はオンラインマテリアルですが、こんなの画面上で読んでてもまったくもって頭に入ってこない。全部紙にします。

 

プリントで読む利点として、

・いつでも線を引ける

・いろんなマークをつけられる

・わからない単語は調べて書いておける(そしてあとからVocabulary bookに書き込む。必ずその単語を復習できる仕組み)

・こんなに読んでるんだ自分…という優越感、そして留学感!

 

プリントアウトは紙が…という方は、図書館にあれば本を借りるのもあり。

 

ちなみに私がプリントアウトする理由は主に最後の項目です、正直(笑)

だってこれだけやった自分偉いなって達成感がほしいじゃないですか!

ただ最近はもう優越感も留学感も消え去った中でやっているのでただただ辛い…。

 

 

3、分析(analysis)

 

これぞイギリス大学のエッセイの基本。analysis。

文献同士を比べて批評ってなんですかって感じで、最初は本当にノーアイディアでした。今でも一番苦労するところ。

 

簡単にいうと、文献同士で関連する記述をピックアップして似ている点と異なる点を指摘する作業です。

 

例えばホッブズの「機会の平等」に対する考えを異なる視点から述べている文献を発見したとします。そうすると、

「学者Aは〇〇と捉えているが、学者Bは△△と考えている」

というように二つ(もしくはそれ以上)のアプローチをかけるんです。

 

これで文献をきちんと読む必要があることは明白になったと思います。

 

 

4、エッセイの流れや書くことのメモを作る

 

これけっこう大事!

とにかく何を書くかを練っておかないと一向に進まないし、逆にはじめから明確なメモがあれば書いていくうえで大きな指針になります。

 

あとは、何かしら書いていれば追加のアイディアが思いつくものです。実際エッセイに書くかどうかは別として、トピックに関連していることであれば何でも書きおろしておくといいと思います。私はノートの左にある細いスペースにちょこちょこ書いてる。

 

 

もっと書きたいことは色々あるけど、それなりに細かく記したつもりです。

 

私は文献を読んでから関連性や比較を見つけていく作業に一番時間をかけていて、少なくとも3日ぐらいはやっています。第一段階の文献探しも意外と時間取られる。

 

エッセイはいかに丁寧に分析できたか、どれだけトピックと関連しているかが大事だと私は考えています。

 

文献に揉まれながらの生活は辛い時も多いけど、分析力などきっと力になる。はず。

これで日本に帰ってからもレポートの成績が上がったらバンザイだよね。

 

 

こういうもっと役に立つ記事をもっと書いていけたらなという所存です^^